10.5・魔女の祈りが届く先
精霊(カロダイモン)は星霊(オリンピア)に見守られる事で守護精霊(ヴァーオハントル)になれる。
守護精霊は魔女を守る誇り高い衛士である。守護精霊の見た目や能力は個人毎に異なり、魔女の心理状況や生い立ちによって定まる。
斜陽はこれらの関係と要素を意図的に歪曲化し、オリンピアの聖霊を悪魔(サタン)とその配下だとして人々に伝えている。
魔女は夜は六曜星のうち自分のソウルカラーに応じた運命星から力を得る。
運命星と精霊の効果範囲は星が目視圏内である必要があり、曇りや雨といった不天候、屋内では無対策の場合接続が途切れる。
尚、透視によって目視する事も可能であるため、魔法妨害を受けない限りは基本的に接続が失われる危険性は低い
一方、戦闘中などでいずれのパワーソースからも魔力を得られない状況下で、貯蔵魔力を超えて魔法を行使する場合は、魔女の寿命が魔力として代用消費される。
ただし通常、魔力は魔力吸蔵材を収めた保存容器(魔力シリンダー)を複数本程度身につける事で、肉体に依存せず魔力の貯蔵上限を割増できる。
従って、突発的な理由で星霊や精霊のパワーソースとの接続が切れたとしても、即座に寿命が目減りするわけではない。
魔力シリンダーは電池と違い量産が利かず、基本的に貴重品になる。
また、シリンダー内の魔力や、星のみの魔力を消費して特定の魔法を発動する魔道具を扱う事で魔女自身の魔力の浪費を抑える場合もある。
典型的な例は、フリザンテマの刀がそれにあたる。
しかしながらフリザンテマの刀をはじめ、強力な魔道具は一振り程度でも大幅にシリンダーを消費するため、装備が大規模化する傾向にある。
或いは、魔道具自体には特殊能力はなく、アンプのように魔女の魔法を強化させるものもある。
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