キャラがすごいことになってる感じです。なにかこうなるだろうって予想する展開が見事に謎の展開になって行き、しかも、それが明るくソフトにまとめられていて、実に展開を裏切りながら、読み手のツボをついて来る感じで、山盛りのおいしい五目チャーハンを食べる感じです。なにか決まりきった推理から、新しい感じの推理って感じです。推理ものの裾野を広げるような作品です。登場キャラの個性がすごい。一キャラずつ、ミステリーものの主人公が集まったような恐ろしいドリームメンバーみたいになっています。このキャラたちが自由に動いてミステリーをしはじめたら、どんな風になっちゃうんだろうってワクワクします。