第10話 今が煌めく理由
十
うさぎは
「ねえ、運転手さん?」
「なんだい、みわちゃん」
「どうして
「? 多分だけど、家族だからじゃないかなぁ」
「家族って、そういうものなの?」
「運転手さんは、そう
うさぎは言って、
「みわちゃんは、当たり前の日常って、
「当たり前の日常って、同じことの
「その
「ん~、ちょっとやり
「やり過ぎかぁ? だけどさぁ、人間が
「私は、
「人それぞれだからね。でもさぁ、それをヒントにすれば、
「かも知れないね。それで今回は、どんな話しを
「どうして?」
「せいらちゃんに、
「乙女の話しが聴きたかったの?」
みわは、
乙女は、
エジプトではそれを
乙女は、
それでも人は、
いつの
それでも人は、
「だったら、
みわは幼いなりに、
「運転手さんは、
「悪だけってこと?」
「そうだよ」
「ならなんで、ヒーローやヒロインを
「それは、人間が弱い生き物だからだよ」
「それだと、ヒーローも弱いってことにならないかなぁ」
「それは、違うよ。人は自分に甘く、他人に
「自分に
「みわちゃんは、自分にご
「・・・」
「
「・・・」
「ご
「? ないこともないけど・・・」
「
「どうして?」
「
「
「介入するのは
「・・・???」
「公平と言われるもの程、
「
「正義を悪にすることなんて、
「それが、権威なの?」
「する人によって悪になることなんて、あってはいけないことだもんね」
「
「
「
「その両方とも、人間の中に
「だとしたら、どうやって見分けるの?」
「それが、千里眼と呼ばれる心の眼なのさ」
「それを運転手さんは、眼に
「そういうこと」
「誰にでもできないよね、
「大人たちには無理だろうけど、子供たちにはできる可能性があるのさ。だから運転手さんは、
「
「心に
みわ言って、笑顔に
うさぎはその光を培養して、電磁波に乗せた。それは
この世の華は
純真無垢な色合いで
平等に降り注いでいる
人がそれに気付くことはなかりけり
完
先読み うさぎ赤瞳 @akameusagh
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます