おまけ
登場人物紹介(ネタばれ注意)
◆アイリーン
…本作の主人公。登場時は19歳。藍色の髪の毛に藍色の瞳、髪型はいわゆるショートボブです。物語は夏なので、半袖チュニックに七分丈の細身のズボン。竜の国にいる時はブーツ、帝国ではスリッポンみたいなの履いています(描写はないが)。
下着はタンクトップみたいなものに紐パン。
どこでも眠れるクラゲ体質で、サバイバルゲームは燃える性質。たぶんおなかも丈夫です。
アイリーンという名前、本当はアイリスにしようとしていたんですけど、思うところがあってアイリーンになったのでした。どうでもいいけど。
◆ジェラルド・イル・バステラール
…本作のヒーロー。登場時は25歳。黒髪、黒い瞳、普段の髪型はオールバック。いかつい自覚はあるようです。黒い軍服に黒いマントをまとっていることから、あだ名は「黒衣の将軍」
皇帝の十番目の皇子で、帝国の北半分の国防の責任者。皇帝からは謀殺した兄に似ていることから警戒されていますが、ジェラルド自身は父親似。
なんの因果か複雑で面倒な事情を持つドラゴン娘に惚れたため、竜族のあれこれに巻き込まれて大変な目に遭うという。
ジェラルドという名前、「次のヒーローは将軍がいいな」「将軍……ジェネラル……ジェラルド」という感じで決めました。安易。
◆エルヴィラ
…アイリーンの姉。登場時、26歳。竜の国の女王10年目、アイリーンが「竜神の花嫁」かもしれないと睨み、竜神の声が聞こえなくなっても聞こえるフリをしていた。
妹思いというか、妹にちょっぴり依存しているお姉ちゃん。
名前の由来はドイツ系の女性名Elviraです。
◆ドルフ
…アイリーンの同郷人。つがいがなかなか見つからない同盟を組んでいたが、つがいが見つかってしまいアイリーンから裏切者扱されている。本当はアイリーンのことが好きだったのだが、アイリーンには最後まで気づかれなかった。結婚後はリーウベルフに移住し、精肉店を営んでいる。最近子どもが生まれた。
名前はドイツ系をあさった記憶があります。
◆ゲルト
…帝国の技術院で航空機開発に関わっていた。ナウシカの城おじズの誰かのイメージです。
◆神官長
…オッサン。名前はない。コロコロ変わる女王と違い、この人は在任期間がとても長いので女王をコントロールしたがる傾向あり。アイリーンを竜神の花嫁と睨み捕まえて湖に沈めようともくろんでいたが、アイリーンのほうが一枚上手でした。
◆マリエ
…ジェラルドの屋敷のメイド。実はアイリーンより年下。北の戦地でジェラルドに保護された戦災孤児。おとなしそうに見えて過激派。アイリーンとは仲がいいです。アイリーンが突然大人になっても「まあ、世の中広いからそんな人もいるよね」と受け流せちゃう人。
◆料理長/カエルおじさん
…おなかが出ているのでカエルおじさん。アイリーンに対する認識は「変な子」→「苦労人」。なんかよくしてくれるようになったのは、そのためです。カエルおじさんもわりと苦労人。
◆コンスタンツェ
…ジェラルドのお母さん。ジェラルド命。25歳になっても息子はかわいい。息子からは尊敬されているしそれなりに愛されているが、ちょっと温度差がある感じ。アイリーンのことは「蛮族らしく常識のない娘」と毛嫌いしていたが、最近は少し見直している様子。「皇子で将軍でもある息子の嫁になるんだから、これくらい着飾ってもいいんじゃないかしら」と、アイリーンの結婚式のドレス作りに熱中しているとか。
孫が生まれたらフィーバーしそうですね。
◆バーク
…口数が少ない執事。コンスタンツェ派。実はいいトシ。ジェラルドのことはお坊ちゃんとして見ています。
◆庭師
…おじいさん。鷹揚。なんか過去がありそう。私もよく知らない。
◆イヴァン
…ジェラルドの腹心、師匠。オッサン。白鳥異伝の七掬がイメージなんですが。
◆レティシア
…ヴァイス公爵の娘。今回の公爵令嬢は典型的な悪役ですわよ!
とても美人。片腕を失くしたせいで社交界には顔を出さなくなりましたが、その代わりに奉仕活動に熱心に取り組んで「さすがヴァイス公爵のご令嬢」と言われるようになっております。転んでもただでは起きなくてよ!
◆グレアム・サナ・バステラール
…皇帝。60歳ちょっと手前くらい。ギラギラしてる感じ。ジェラルドのお父さん。体がめっちゃ丈夫。人の欲が服着て歩いているようなイメージ。ろくでもない人でした。
■竜の国
…山脈の真ん中にある山岳民族の国。国といっているけど人口は1万人ほど。竜神への依存率が高い。
女王は政治的な力を持たないので敬称は「猊下」です。
■暁の帝国
…山脈の東側にある多民族国家。ルーシス族というのが民族ヒエラルキーのトップ。国境線は曖昧なので隣接する国から侵攻を受けやすいです。ルーシスという名称はルクスという光の単位に由来しています。
■風の王国
…山脈の西側にある大きな国。歴史的に暁の帝国とはずーっと仲が悪く、ちょっかいを出しては返り討ちにされるを繰り返しており、最近はもっと西側の工業国と手を組んで航空戦力増大に力を入れていました。アイリーンに返り討ちにされて以降「暁の帝国には化け物がいる」と、考えを改めてきているもよう。
この物語の時代設定は19~20世紀ごろ、移動手段は馬車がメインだけど都市間には鉄道が敷かれ都市部に関しては自動車も登場している、そんな時代をイメージしていました。航空機に関してはもう少しあとの時代を想定しています。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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