富士山

「あやめっち、明日から修学旅行やろ」

「うわっ!もしかして、イセっち?めっちゃ、ひさしぶりやんっ」


「明日から富士山なん?」

「そうやで!なんで知ってるん?」


「伊勢さんから聞いた...あやめっち、高校で毎日、登山の練習してるって」

「そやねん、今日まで、学校で、登山の練習しててん」


「うちも富士山いっしょに行こうかな~って思って」

「えーっ?ええよ!いっしょに着いて来ても」


「うわっ!ほんまか!ほな、いっしょに行こ」

「今日は、もう寝るからなっ!また明日!」


☆☆☆☆☆


5号目までバスで行って、そこから頂上を目指して登りはじめた。


「あやめっち!いっしょに登ろう!」

「うわっ!イセっち!やっぱり、ほんまに富士山まで来たんやな」


「今、あやめっちの横で、いっしょに登ってるからな」

「そっか!よしっ!いっしょに登ろう!」


「うわーっ!絶景やあああ」

「雲も下に見える~」


「結構登ったよね」

「そやなー」


「でも、あやめっちのバスガイドさん、めっちゃ可愛いかったな」

「あっ、見たの?」


「うんっ!さっき5号目で!全バスガイドさんの中で、いちばん可愛いで~」

「ほんまそれ」


「なんか、しゃべった?」

「しゃべったよー」


「何を?」

「うち、可愛い下着を集めてるって言ったら、あの可愛いバスガイドさん、自分の愛用の下着をプレゼントしてくれた!」


「うわっ!ほんまか?良かったやんっ」

「そやなー」


「どんなやつ?」

「黄色で花柄で、ほんまにめっちゃ可愛いやつ」


「セットで?」

「うんっ!ショーツとブラのセットで」


「うわーっ!うちもほしいわー」

「あとで見せたるわ!さっき、はきかえたから、今はいてるよ」


「えーっ!バスガイドさんの下着で富士山登ってるんやな」

「そやでー」


「ええなー」

「うふふ」


「ブラも?」

「もちろんっ!うち、乳首めっちゃ敏感で、登山で動いて、こすれて、すぐ感じてしまうから、ブラしてんねん」


「えーっ、そうなんやー」

「高校の登山練習の時もブラしてたで」


「へぇー」

「高校の体育の時も、いつもサポーター的にスポーツブラしてるんやから」


「そうなんや」

「高校の校舎の階段、登り降りしただけでも、ブラしないと乳首めっちゃ感じちゃう」


「へぇー」

「ブラしないと、おっぱいもプルンプルンって、揺れてまうしな」


「そう言えば、あやめっちって女子のからだやもんな」

「うんっ」


「中学の修学旅行の時に見たの思い出したわ」

「えへへ」


「あれから、もっと成長して、女子になってきてるなあ」

「うふふ、嬉しいなあ」



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