高校受験

「あやめっちも、もうすぐ高校生になるんやな」

「あ、イセっち!こんばんはー!」


「高校どうするん?」

「ほんま言うと、女子高にめっちゃ行きたいんやけど」


「あやめっち、女子高、行けるん?」

「まあ、たぶん、今は、行けたりもするんちゃうかな」


「そっか。まあ、あやめっちは女子高めっちゃ似合ってるからな」

「そやろ。でも今はだんだん、どこも共学になってるから、共学で良いし」


「あやめっちは、中学で好きな教科、何なん?」

「うちは、いちばんは美術で、あとは音楽、体育、国語とかかな~」


「高校のあとは?」

「芸術系の学校か、文学部か」


「そっか!芸術系の学校の付属高校っていうのも良いかも」

「そやなー。でも一応、近くの私立と府立を受験しようと思ってる」


「自分に似合う高校に行けると良いね」

「うんっ!そやな」


「美術は、あやめっち、いつも絵を描いてるから、わかるけど、国語ってことは、文学とかも好きなん?」

「そやな~、恋の歌とか、自然を詠んだ歌とか...いろいろ」


「おぉー!そうなんやー。誰の歌とか好きなん?」

「う~ん、やっぱり、伊勢さんの歌とかかな」


「うわー!なるほどー!あやめっちは、ずっと前から好きやったもんなー!伊勢さんのこと」

「え?うんっ、そうやねん」


「高校生とか、高校のあとも、昔の文学とか芸術も研究したりとかもするん?」

「そやなー」


「それは楽しみやわー!いつも応援してるねっ」

「ありがとう」


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