下着

「あやめっち、可愛い下着、好きやなー」


「えっ?あ、イセっち!こんばんはー!修学旅行以来やんっ」


「長野では、たまごやきやおまんじゅうくれて、ありがとう」

「パクって食べれちゃうイセっちも、すごいわ」


「まあな...それはそうと、あやめっちって可愛い下着いっぱい持ってるんやな~」


「そやねん!って、なんで知ってるの?」


「だって、夜、寝る時とかに、いつも可愛い下着をタンスから出して、着て寝てるやんかっ」


「あ、見てたのね」


「いつも、毎晩、可愛い下着で、えっちな格好で寝てるから」


「ぜんぶ見てたのか」


「ええなーって思いながら見てた」


「イセっちも、下着、好きなんや?」


「そやな!えっちで可愛い下着、好きやな」


「へぇー、いっしょやわ」


「あやめっち、結構持ってるよね」


「そやなー!中2くらいから集めはじめて」


「中2から?」


「うんっ!中2になって、めっちゃ可愛い下着を着けたくなってきて、集めて、ひとりで着て、それで、えっちな格好をしてた」


「沖縄のころ?」


「そう!沖縄にいるころ!あたたかくて開放的で良い場所やったで!沖縄も」


「いいなー」


「中2のころは思春期の始まりやから、いつも家でも、ひとりでえっちな格好ばっかりしてた」


「中3の今もしてるけどな」


「そやな!大阪に来ても、えっちな格好好きやから、沖縄だけとちゃうんやな~って、自分でも思ってる」


「中2に、えっちな思春期、始まって、中3の今も、ずっと、えっちな思春期やもんなっ」


「でも千百年ほど前の平安時代でも、みんな、そうやったん?」


「そやで」


「今も、平安時代に詠まれた恋の歌とか、ちゃんと存在してるもんね」


「えへへ、ほんまに~な」

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