第5話 コーヒー
掃除を終えて一息つきたい時に、夏でしたら炭酸飲料かキンキンに冷えた麦茶が恋しかったのですが、今はコーヒーでゆったりまったりしたい気分になりました。
秋ですね。
時間がない時にはインスタントでささっと作るのもいいのですが、余裕があればドリップのコーヒーを淹れます。
個包装された使い捨ての紙フィルターの、コンビニのセルフブランドのものやスーパーで売っているコーヒーメーカーものです。
袋を開けた途端にコーヒーの香りが立ち上り、一仕事終えた後の気と、使った筋肉の強張りもふっと抜けていくような心地がします。
カップの縁にドリッパーをセットしてお湯を注ぐと更に馥郁たる香りが漂い、多分脳内で幸せホルモンが多量に分泌されているのだろう、一種の現実離脱感を味わいます(※市販のコーヒーです。変な物は入っていません)。
一口含むと舌には苦味、鼻には香りが広がり、休憩のスイッチが入ります。
私は砂糖もミルクも入れないブラックが好きです。甘いコーヒーも好きですが、掃除の後はなぜかブラックばかり飲んでます。
またブラックのコーヒーにチョコレート、大福や月餅などのあんこのお菓子を一緒に食べるのが好きです。
あんこものにはお茶、という方もいらっしゃると思います。
でも意外に合うんですよ、コーヒーも。
口の中に残ったあんこの甘さとコーヒーの苦味が出会った時、またしても脳内に幸せホルモンが湧き出ます(※両方とも市販のものです。重ねて言いますが変な物は入っていません)。
ドリッパーにフィルターをセットしてコーヒーの粉を入れ、終わったらドリッパーを洗う。
たったそれだけのことが面倒な時に、袋を開けて抽出したらポイっと捨てられる気軽さの個包装ドリップコーヒーは、忙しない中でちょっとグレードのあるコーヒーを飲ませてくれる力強い存在です。
SDGsが提起される昨今、個包装使い捨ての紙フィルターのドリップコーヒーは地球環境に優しいのか、などとニュースを見ていて考えてしまいます。
その是非は調べてみないとわかりませんが、できればなくなってほしくないな。
でも環境破壊が起きてしまうのだったら、廃止になっても仕方ない。
利便の代償が重大になる前に。
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