第2話 お母さんは魔女でした!?

彼女が居なければなんでもできると思ったが体は普通の赤ちゃんと一緒で寝返りをすることすら出来なかった。なのでぼーっとしているとさっきの女性の声が聞こえてきた。「やっぱり魔女は子育てに向いてないのかしらね...」魔女!?どうやらあの女性は魔女だったようだ。どうりで凄いオーラを放っているわけだ。まてよ?つまり俺は魔女から生まれたのか?それにしちゃ体に普通の赤ちゃんと違うところなんてないぞ?そんな疑問を抱きながらも衝撃の事実を知ったなぁと思いまたぼーっと天井を見つめた。10分ほど経っただろうか。彼女が「ふぅ。あの子大丈夫かしら」と言いこっちに近づいてくる。そして俺を抱き上げた瞬間、青い炎がぶわぁーっと彼女と俺の周りを包んだ。「やっぱりこれはやっておかなくちゃね!」俺の心が恐怖と困惑で埋め尽くされた。「白き美しい風雪ノ女神よ。我が子に雪の加護を与えたまえ!」彼女がそう言うと俺の体は急激に成長し、手の甲に犬のような紋章が浮かんできた。体は10代前半くらいの身長で少々筋肉もついている体になった。「よし!これでいいわね!」と言い彼女は俺を外へ引っ張り出した。

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