55 大臀筋の匠再び
〔粟〕「さあ楽しい
〔粟〕「『ぷりっぷりの桃がお尻になっちゃったあ』。はいっ、大きな声で復唱して。頭にぷりっぷりの桃を思い描いて。蜜がたっぷりぴっちぴちだよ」
〔仏〕「やっぱりオカシイって」
イメージトレーニングを兼ねた
〔粟〕「桃がお尻になっちゃったあ。リピートアフターミー♡」
〔餌〕「桃がお尻になっちゃったあ♡」
餌は相変わらず最高潮にノリノリだ。
〔粟〕「中腰で胸の前に手を合わせて、ハートを書くように肩甲骨から大きく動かす。恥骨ロケットお空にどぴゅーっん。はい復唱」
〔餌〕「恥骨ロケットお空にどぴゅーっん⤴」
餌はまたしても絶好調にノリノリである。
なお
〔粟〕「毎日続けることが大事だよ。頭の中にぷりっぷりの桃をイメージして、毎日大きく育てようね」
飛島が何かに開眼したかのようにトレーニングにいそしむ中、シャモと餌は『
〔粟〕「良いね! 君お尻の使い方最高。そうここもっと」
ふざけながら中腰になった餌の尻に、│
〔多〕「
ジャカルタ仕込みの
〔餌〕「俺ジャカルタ生まれジャカルタ育ち、悪い奴は大体皆手下」
チェケラッチョっとでも叫びだしそうな勢いで、
〔多〕「こらっ。
〔餌〕「俺の後ろにゃ
〔シ〕「毎朝電車でお前の後ろにうじゃうじゃ老若男女が立ってんだろうが。何やってんだ。まがりなりにも他校の監督だろ」
〔餌〕「俺のケツ圧百万ボルト。触った奴らは感電Shi! Yeah!」
〔餌〕「Yo! Yo! Hiro-Ko-Zi お前のケツ圧何万ボルト」
〔下〕「えええっ。俺のケツ圧なんて分かるわけないっすよ。
〔仏〕「何やってんだ餌ああっ」
〔餌〕「Yo! Yo! Pussy cat! 子猫ちゃんのケツ圧」
〔仏〕「Pussy cat って俺の事かふざっけんなあああ」
仏像がしなやかな脚を振り上げて餌に回し
〔シ〕「
濃茶色の髪を砂まみれにして横たわる仏像に構わず、シャモまで餌にくっついて悪乗りを始める。
〔粟〕「ああ、最高に楽しいな。祭だ祭りだお祭りだあ」
ラップ祭りで意気投合したらしい餌と粟島はラップバトルを繰り広げた末、ノーサイドゲームの精神で抱き合ってエールを交換した。
ちなみに、餌に他校の監督である粟島を投げ飛ばして顔面を強打させた罪悪感は皆無であり、餌の
※本作はいかなる実在の団体個人とも一切関係の無いフィクションです。
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