3-2 自称二十五歳・メキシコ湾のスーパーノヴァ
〔多〕「
グラウンド脇では、アメリカ代表のレプリカユニフォームをまとった
〔三〕「本当にやるなら集合場所ぐらい指定してくださいよ」
〔多〕「
〔シ〕「そこでマラドーナやペレが出て来る辺り、二十五歳って設定にゃ無理があると気づきませんかね」
〔多〕「
シャモの突っ込みに、
〔シ〕「やべえ、
〔多〕「この『メキシコ湾のスーパーノヴァ
〔桂〕「
〔多〕「野球グラウンドも使えないし、トラックは陸上部が使っているし体育館はバレーとバスケ。参ったな」
〔桂〕「とりあえずは空きスペースを使ってシャトルランをさせてみては」
〔餌〕「でもシャトルラン用のポールと音源がないじゃないですか」
〔多〕「むむ。ならば今日は
※※※
〔多〕「近頃の若い奴はだらしねえな」
〔多〕「休憩を五分取る。この後は
〔餌〕「先生。草サッカーって、もっと気楽なものじゃないですか」
〔多〕「僕を誰だと思ってるんだね」
〔餌〕「
〔多〕「僕は大学時代に
〔シ〕「背番号は」
〔多〕「六二、あっ」
〔シ〕「部長であってもレギュラーではなかった訳ね」
シャモのするどい突っ込みに思わず本当の背番号を告げてしまった
※※※
〔多〕「あと三十秒」
〔多〕「止め」
シャモと
〔仏〕「松尾、水飲む」
〔シ〕「いつの間にしれっと名前呼びしてんの」
シャモが仏像の足を軽く蹴った。
〔多〕「
〔松〕「先生、一時間も階段トレーニングは
〔多〕「松田君は
松尾の顔を
〔餌〕「ねえねえ先生、練習の時に口慣らしで
〔三〕「そんな器用な事出来るか」
三元が即座に餌の提案を
〔餌〕「だったら『
〔仏〕「絶対
意気揚々と語る
※※※
〔青〕「『草サッカー同好会』さんお
勝手知ったる
〔青〕「我々もいつもいつも
〔シ〕「だったら
〔青〕「それが、山崎先生から『草サッカー同好会』には絶対に
放送部の
〔仏〕「
〔青〕「単位と
相手が山崎とあって、仏像はしぶしぶうなずいた。
※本作はいかなる実在の団体個人とも一切関係の無いフィクションです。
※読みやすさ優先のため3「草サッカー同好会(旧落語研究会)、始動?」を分割しました(2023/12/6)
※
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