第33話お昼ご飯です

さてご飯だ。

今日のお弁当は炊き込みご飯に、だし巻き卵、ナス?の挟み揚げ、ミートボールに温野菜に野菜のスープと果物がついてる。

ちょっと肉分多めだ、嬉しい。

アサとヨルは同じものだが、タツヤの分はミートボールが温野菜になる。

お弁当箱自体が魔導具で保温も完璧、作りたての美味しさを維持している。


朝食と夕飯は皆一緒に食べているんだが、お昼ご飯はバラバラに食べている。


僕はいつもアサとヨルと一緒に食べてる。

今日は一緒だがタツヤはヒカルといつもは一緒だ。

ユズはキリハ兄にべったりなのでいつも一緒。

カク兄はアサヒ姉さんやミツル姉さんといつもは一緒なんだが、二人は実地研修のため当分ここにはこないので今日はキリハ兄のとこだ。


アサとヨルは最初の頃に色々お世話をしていたら懐かれて、それからはいつも一緒に行動することが多い。

ヒカルとタツヤはなんだかんだで親友らしいし、ユズはキリハ兄のお嫁さんになるというほどキリハ兄にべったりだ。

カク兄は姉さん達と一緒なのはなんだろう?

身長かな?

カク兄が僕らの中で一番背が高く、続くのが姉さん達だからかな?


まあそんな感じでグループに別れて昼食をとっている。


「そういえばタツヤ、ヒカルの様子が変という事でしたが何かあったんですか?」

「ん〜わからないんだよね。

朝は普通だったし、僕よりも先に離れをでてアレでしょう。

授業中に復活したんだけど、なにか落ち着かないみたいで、授業が終わったらすぐにお弁当持って出て行っちゃって。

あっでも、授業中にクロエの方をチラチラ見てたけど、クロエの方は心当たりある?」

「僕の方をですか?

はて、、、なにかあったでしょうか?」

「兄ちゃま、ヒカル兄ちゃまになにかしたの?」

「兄さま、あのヒカル兄さまの様子がおかしくなるようなことをなにかしたんですか?」

「いやいや、なにもしてませんよ。

見られていた事すら今タツヤに聞くまで知らなかったくらいです。

心当たりはまったくないですよ。」


いや見られてたのは正直気づいてたけどね。

視線に敵意というか、あまり好意的でないものを感じていたんで伝えないほうがいいだろう。

しかし本当に僕なにかしたかな?

心当たりがまったくないんだけど。


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