第28話あれ?ブ、ブラック?
あれ?ブ、ブラック?
転生で浮かれてたけど現状も十分にブラックだと⁈
幼児が学ぶ内容じゃないものを無理矢理(物理、魔術的に)叩き込まれるうえに年休30日
だと。
児童保護法は⁈労働基準法は⁈
異世界なのでそんなものはありません
ここは異世界、イズモ皇国。
四大貴族家のひとつ風祭家のお屋敷。
そして僕らは三の若様梅丸様の側近、寄子としてエリートコースを邁進中さ。
内実は前世のブラック企業もびっくりの、超絶スパルタ教育。
エ、エリートとはなんぞや?
うん、現状を認識したら軽く現実逃避してしまった。
さて授業だが前世の学校のように、ひとつの科目だけを学んでいくというスタイルではない。
いくつかの科目を複合的に学んでいく。
例えば地理を学ぶとしよう。
イズモの一部地方が題材なら、そこにその地域の歴史を絡めつつ、風習や伝統的な文化、それに地域経済や地方の政治、生息する魔物やその討伐状況、被害や救済などを絡めて複合的に学んでいく。
国外の話だとこれらをすべて現地の言語、つまりいわゆる外国語で行われる。
外国語も現地の言語と大陸共通語や東方語、西方共通語等の複数の言語が使われる。
あ、ちなみにこれらの言語は皆強制的に頭に直接叩き込まれているので無問題です。
幼児に複数の言語を魔術で頭に刻み込む。
うん鬼畜だ(涙)
さらにいうと一般人はこんなに複数の言語を必要としてません。
母国語以外は大陸共通語と東方語を話せたら十分です。
クロエ君は20カ国語以上がペラペラですよ。
……まさかリアル異世界言語のスキルが、脳みそに直接複数の言語を刻み込むこととは、、、
ちなみに武官としての座学だとさっきの内容にその地域の戦史や戦略的価値をどうみてどう判断するか、戦うなら地形をどうみるか、戦術をどうするか、補給はどうするか、また戦って勝った場合にはどうするか、負けたらどうするか等を仮想敵をかえながら、戦いの規模をかえながら討論しながら学んでいく。
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