第20話意識は社畜、体は子供のクロエです

寝坊しました、ごめんなさい。


おはようございます。

おねしょした子達とならんで正座中のクロエです。

意識は社畜、体は子供のクロエです。

明け方まで色々試してたら完全に寝坊いたしました。

意識は社畜なんだけど、体が5歳児で夜ふかしについてこなかった。

社畜時代は三徹くらいあたりまえだったんでわからなかった。

子供に夜更かしは難しいんだな。


「クロ兄さま、おはよう」

「兄ちゃまおはよう」

「おはよう、クロエ。

寝坊とは珍しいな。」

「おはよ」

「ん」

「おはようクロ

ご飯準備してあるから、食べちゃってー」


「ああ、みんなおはよう。」

正座から解放され食堂に行き、先に行っていた子達と挨拶する。

順にアサとヨルの双子、4才の女の子。

キリハ、9才の男の子。

カク、8才の男の子。

ユズ、4才の女の子。

とりあえず口の中の物は飲み込みなさい。

最後にアサヒ、ここでは最年長組の10才の女の子。

あとまだ正座中のヒカルとタツヤ。

それぞれ7才と6才の男の子。

2人をお説教中のミツル。

アサヒと同じ10才の女の子。

それに僕クロエ、5才を加えた10人で生活をしている。

炊事、洗濯等の家事全般を10人で当番を決め、分担して行っている。

子供に労働!?

児童虐待か!

そう思うかもしれないがこれも教育の一環だ。

自分のことは自分でする。

それをあたりまえにするために、ここでは家事全般を自ら行う。

流石に調理などの火や刃物を使う作業には大人がついている。

基本的には自分達でおこない、大人は見守りとチェックをおこなう。

ただまだ子供なのですべてを1人ではできない。

そのために当番を決め、役割りを分担して行っている。


ちなみに寝坊して正座していたのは、僕は今朝皆を起こし、下の子達の面倒をみながら、夜具の片付けをするはずだったからだ。

完全に寝坊して、最後まで起きなくて、迷惑をかけました。

ごめんなさい。


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