第1話 “働く”とは!?
庭先で青年は賢者に言った。
悠「賢者様!人生とは何かについて教えてもらえませんか!?」
賢者はしん妙な面持ちで言い放った。
久和「良いだろう。まずはこの質問からである。」
青年は真剣な目をして、唾を飲みこんだ。
久和「君は“働く”とは何だと思う?」
悠「・・人々の分業だと思います」
久和「その通りだ。しかし、分業でしたくない仕事もあるだろう。」
悠「そうですね。重労働や器用な仕事は僕には難しいと思います。」
久和「それらをやらないためにはどうすればいいかわかるか?」
悠「お金があればやらなくてすむかと思います」
久和「まだまだだ。金があっても使ってしまっては意味がない。」
悠「どうすればいいですか?」
久和「金に働かせよ!」
悠「え?」
久和「金が金を運んでくれば、君が人生を謳歌できるのだよ。」
悠「なるほど!久和様はどのようにしてるのか教えてください」
久和「株、債権、工場、駐車場、家、数えたらきりがなかろうて。これが最初に言った本当の“働く”という意味じゃ。」
悠「メモしておきます。」
⚪︎お金を働かせる事が本当の意味での“働く”
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