あっという間の出来事

「海だ~!!」

「綺麗~、ねね、見てみて~」


「車内でお静かにっていうけど、誰もいないよ?」

「夏なのに、不思議だねぇ~」


「まぁ、人が少ないのはいい事だけどね」

「だってナンパとか、君の視線を独り占めできないし」


「女の子を舐めないでね、君偶に他の女の子を見てるの」

「気づいてないと思ってた?」


「怒ってないよ、怒ってない……」

「しつこい、怒ってないって言ってるでしょ」


「あ、降りる駅ここでしょ?」

「ついた~!!」


「うわ、意外と人がいる」

「皆車で来てるのかな?」


「電車、結構待ち時間多かったもんね~」

「私はそういうのも醍醐味で楽しいたけど、待ち時間暑いもんね~」


「人によっては嫌かもね」

「今度は車出す?」


「電車の方が空いててよくない?」

「みてよ、車一杯で入れないよ?」


「それに、車で行くのはいいかな?」

「だって一緒に遊んだり、待ち時間を楽しめないじゃん」


「私にとって旅行っていうのは君と過ごせる楽しい時間なんだよ」

「確かに車は楽だよ? 時間も早いし日帰りとか行けるし、効率的だと思うよ」


「だけど、私は効率とかじゃなく、時間をかけても君と楽しめる方を選びたいんだ」

「人生は確かに短いってわかってるよ? だけど、効率だけが全て楽しめるわけないって私は思うんだ~」


「君もそう思う? 私と一緒だ」

「それにしても、出店多いね~」


「夏で海開きだから、力入れてるのかな?」

「あ、かき氷だ」


「え、いいの?」

「じゃあ、桃味!!」


★★☆★


「美味しい~!!」

「やっぱり、かき氷は桃だよね~」


「ブルーハワイも美味しい?」

「一口頂戴?」


「あ~ん、確かに美味しいけど私は桃かな~」

「ほい、あ~ん」


「美味しい?」

「でしょ~、でも珍しいよねシロップだけじゃなく果実も入ってるなんて」


「そっちは何入ってるの?」

「ラムネ? ふ~ん、ブルーハワイってラムネだったんだ~」


★★★★★


「広~い」

「あ、近くで夏祭りやってるみたい」


「行かない?」

「海は三日間あるし、明日でいいよね?」


「よし、決まり!!」

「浴衣はここのでいいかな?」


「とりあえず、ご飯までゲームしとく?」

「それとも、ゆっくりする?」


「だよね、君ならそう言うと思ってたよ~」

「それじゃあ、ゆっくりやろっか?」


-----------------------------------


 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 ここは僕の中での空想の場所です。

 実在しません。

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癒しと心地いい彼女との同棲生活 ゆうき± @yuuki0plus

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