彼女とレベリング
「うお、やめっ……あぁ!! またやられた」
「攻撃力高すぎない?」
「だから基礎経験値経験値高いんだろうけどさ~、一撃でヤヤちゃん死んじゃうし」
「ペットのレベリングって中々上がらないね」
「これでも上がってるのは分かるんだけど、根気か~」
「私には無理かな」
「根性とか努力は君を離さないので精一杯だからね」
「それ以外の体力は使いたくないかな」
「そりゃ、君に可愛いとか思って努力するのは当たり前じゃない?」
「好きな人に思ってもらえるように努力するのは人生において、主に私にとっては最重要案件だよ」
「君はいいんだよ、そのままで……」
「何でもない、それより少し休憩しない?」
「それじゃあ、お邪魔して」
「う~ん、疲れた~」
「君の膝枕に癒されるわ~」
「君のは程よい硬さで私の好きな硬さだよ~」
「女の子によってはさ、ムキムキが好きとかあるんだろうけど私は今この膝が一番心地いいのだよ」
「んっ……何って頭を撫でてって言ってるの」
「んふふっ」
「ウトウト……」
「このままがいい」
「うん、少しだけ……寝かせてもら……」
★★★★★
「すぅ~、すぅ~……んっ……」
「ごめんね、ずっとこの体勢で」
「今、七時か、急いでご飯作るね」
「な、何!?」
「もう少し寝ててもいい?」
「でも、それだとご飯できないよ?」
「お腹空いてないの? 大丈夫?」
「だって君が食欲がない時はいつもその後に風邪ひいちゃうから」
「大丈夫って本当かな~?」
「それじゃ、私はお腹空いたし起きようかな」
「ご飯の後は交代で私の番だね」
「今夜は何食べたい?」
「私のお任せ、わかった!! 腕によりをかけて作っちゃうんだから!!」
★★★★
「ご馳走様でした」
「それじゃあ、君はお風呂に入ってきて……そのあと私が入るから」
「一緒に入りたい? 嫌だよ、恥ずかしいし」
「いいから早く入っちゃって」
★★☆★
「ふぅ、すっきりした~」
「さて、約束の膝枕タ~イム!!」
「風呂上がりの彼女の膝枕だぞ~」
「え、添い寝してほしい?」
「膝枕よりそっちがいいの?」
「私は構わないけど、いいの? 膝枕」
「君がいいならいいんだけど、彼女に膝枕されるって男の夢ってやつなんじゃないの?」
「それじゃあ、寝よっか……歯は磨いた?」
「よし、それじゃあ寝よっか」
「いつもどおりがいいなんて、やっぱり君変わってるね」
「ねぇ、チュ~してもいい?」
「何だか、今日はしたい気分なんだ~」
「あ、エッチな事じゃないからね、んぅ!?」
「えへへ、もう一回いい?」
「やった」
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ここから先は御想像にお任せします。
次回は朝七時に投稿予定で、前回言っていた海回です。
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それでは次回、お楽しみにお待ちください!!
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