第3話
「・・・・まあいいわ。で、何故あの鎧の魔物・・・・なのかしら?を回収するのかしら?」
「ああ、あんたも見ただro!あれリビングアーマーだっけ?2体のうち1体は女性タイプだったro!あんなの見た事ないからsa!今後の為にも調べたほうが良いだro!」
「ああ、あの女みたいのやたら強かったな!今まであんなに苦戦した事なかったぞ!」
「そうだroイディオ!という訳で倒れている2人は俺様が責任をもって守ってyaruから2人は回収に行ってkure!さっきの戦闘もたいして役に立ってなかったんだからsa!これぐらい協力してくれyo!」
僕は兎も角、レーツェルさんは何度も攻撃魔法決めていたし、補助魔法で前衛の2人をしっかりサポートしていたんだけどな・・・・
「思う所はあるけれど、確かにあの女性タイプは見た事も聞いた事もないわね。いいわ。行ってあげる。その代わりちゃんと2人を守ってよね。」
「任せとke!」
「流石に俺も完全回復してないからなあ。ここでボチボチ待っているさ。」
勇者様とイディオさんはお留守番のようだ。
「それでは勇者様、行ってきます。」
こうして僕はレーツェルさんと先程倒した鎧の魔物を回収しに戻る事になったんだ。この後とんでもない事態になるなんてこの時は分からなかったけれども。
レーツェルさんが前を歩いていく。
その後ろを僕が歩いてるんだけど・・・・
うーん・・・・何故かレーツェルさんの歩く後ろ姿に見覚えがあるような・・・・?
そう、ふと思ったけれど、いつもレーツェルさんは僕より後ろを歩いてたんだよね。
だからレーツェルさんの歩く姿なんて、今まで見てなかったけれど。
「??何?リューク、何かあった?」
気が付いたのか違うのか、レーツェルさんが僕に振り返って聞いてくる。
「いえ、何にも・・・・」
「そう?まあいいけど?」
そう言ってまた歩き出すレーツェルさん。
・・・・
・・・
・・
・
うん・・・・なんとなく?雰囲気は似ているんだよね。
ただ・・・・彼女は腰まで届く金髪のほっそりした体型で、背は僕より少し低めな・・・・何よりも驚くのはその美貌。
孤児の僕が言うのもなんだけれど、今まで出会った中でも飛び切りの美貌。最初見た時は人形と思った程だもん。
で、普通なら一生僕なんかと口もきかないような・・・・
僕がレーツェルさんと似ていると思ったのは皇帝陛下の長女でエリザヴェータ・リーネルト皇女。
僕より年上の18歳。
ひょんな事で知り合った彼女だけれど・・・・目の前にいるレーツェルさんは、黒髪で、髪の毛は長いのかどうか後ろで団子みたいに巻いていて、何より体型は・・・・一寸ぽっちゃり?ふくよかとでも言いうのかな?姿だし、何より僕より背が高い。それに・・・・正直平凡な顔立ち。
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