キャラクター紹介

 西園寺さいおんじ赤音あかね

 面倒見がよい長女タイプ。

 我慢強く、相手の欠点もフォローしてしまう。


 一人称は「私」。


 幼馴染みの誠に、長年の片思いをしていたが、告白して振られたことをきっかけに吹っ切ることになった。


 成績はよく、難関高校に行けるくらいの学力はあったものの、誠を支えるために同じ底辺高校に入学する決意をする。

 

 だが、今は有名な大学に向けての入学準備をしている。

 

 井藤いとうまこと

 兄一人と、姉二人を持つ末っ子。 

 いとこと幼稚園からの幼馴染み、保育園からの幼馴染みとは今も仲良し。 

 幼稚園に入園する前は、保育園に通っていた。

 幼稚園の頃に絵本で読んだ「無敵な騎士」に憧れている。


 幼馴染みの赤音のことを本気で好きだということを、告白をきっかけに自覚することになる。


 発達障害を持つものの、IQ80であるために、普通の社会で生きていくことになる。

 人の気持ちがわからないという難点を持ち、それが原因で人間関係のトラブルの原因になることもある。


 かなりの天然であり、話の根幹を読み取ることも苦手で、中学のテストでは赤点ばかりをとるために、底辺高校に入学することになった。


 自分の気持ちを相手に押しつけてしまうところがあるために、最初は誠のことが好きだった人物にでさえも、嫌われることになり、関係に修復がつかなくなることもある。


 性格は穏やかで、正直かつ真面目だが、空気は読めない発言が多い。


 また、鈍感であるものの、繊細な部分も強く、両親が離婚したことは自分のせいだと責めている。


 裏表がないために、悲しい時や辛い時は、隠すことなく思いっきり泣く。


 罵倒されることに弱いが、赤音が近くで支えてくれることでなんとか頑張って耐えていたが、その彼女が近くにいないということで、精神を病みきることになる。


 誠にとって、絶対的に裏切らない相手は、幼稚園時代幼馴染みと、保育園時代の幼馴染みと、母親である。


 中央ちゅうおう桃木ももき

 誠の幼稚園からの幼馴染み。

 誠に好意を持っている。

 誠に発達障害があるとわかってからも、変わらずに接してくれている。


 はなちゃん。

 名字は、不明。

 噂好きで、人の恋愛に土足で踏み込むような性格。

 赤音からは中学時代は、このような性格から表面上だけの友達だったが、同じ高校に入学するということと、赤音が唯一に愚痴を言える相手だということから、親友に昇格する。


 だが、口では親友と言っても、利害関係でつながっていたので、誠から告白された時に承諾してしまった。

 この後は唄の妬みにより、殺されることになる。


 華ちゃんに家族というものはおらず、小さな児童養護施設で育ったため、お墓参りには職員だけが参加する形となった。


 赤音は、華ちゃんを信用しきってしまっていたが、華ちゃんからしてみれば、噂を集めるためだけに利用していた相手であって、親友というのは口先だけである。


 ちなみに、彼女にとっての本当の友人はまず存在しない。


 極度の目立ちたがり屋であるがために、誠と自分が付き合っていることを校内で流した。


 モーション先輩。

 誠と同じ高校に通う先輩。

 誠は好意を持ち、告白と積極的なアプローチをするものの、気持ち悪いと感じて、振っては避けるようになる。


 唄。

 誠の2歳年上の姉。

 妬みが激しい。

 背が高く、モデル体型。

 きょうだいの中では、一番強い。

 幼い頃は、兄である勇気に好意を持っていたが、姉の歌小にとられてしまったことをいまだに恨んでいる。

 誠に好意は持っていないものの、過去の出来事が原因で長年、恨まれることになる。


 勇気。

 誠の4歳年上の兄。

 弟の好きな人をとってしまうような、浮気気質が激しい男。

 異世界では勇者としての力を発揮できるが、異世界では弱い。

 歌小のことを異性として好きで、自分に依存させようとしている。


 歌小かこ

 誠の4歳年上の姉。

 9月22日生まれの乙女座。

 身長は155センチ。

 作中で一番に異性からモテるために、同性からの敵も一番に多い。

 


 誠の父。

 厳格であり、子供三人を威圧し、きょうだいそれぞれが狂った方向に行かせた元凶。


 誠の母。

 子供思い。

 子供四人の親権を勝ち取ろうとしたものの、誠しか引き取ることができなかった。


 東海とうかい青葉あおは

 両親はすでに他界していて、小学校に入学した時から児童養護施設で育つことになる。

 幼馴染みのことは、恋愛対象外に見ると決めている。

 それは、彼女の過去のトラウマにあった。


 一人称は「あたし」。


 青葉の姉。

 青葉の3歳年上の姉。

 故人である実の両親の記憶がはっきりとある。


 青葉とは別の児童養護施設で育つことになるが、高校を卒業と同時に、自立することになる。


 青葉とは別の過去のトラウマを持っており、その影響により、誠のことをよく思っていない。


 北島きたじまりょく

 一人称は「うち」。

 味方のフリをしていた。


 2歳年上の唄のことを慕っている。

 誠のことを嫌っており、罵倒したりしている。

 ひどい時には、その嫌いが暴力に走ることもある。


 好き嫌いで、態度が極端に変わる。


 みなみ紫帆しほ

 一人称は、名前呼び。

 誠のことが好きで、愛情表現はストレート。

 ただ、正直すぎて、言わなくていいことまで発言してしまう。

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