「空白」

待ち合わせの場所についた。

だが、ついた途端みんなからの視線がグサリと刺さって痛かった。


「もう、何分遅れてるかわかってるのかしら?」


と、青髪のアリスが言った。


「し、仕方ないと、思う、よ?うん」


茶髪で高身長(羨ましい)の甘傘あまかさ時雨しぐれが言った。


「まぁでも、来てないやつもいるけどな」


呆れたように悠は言った。


「まぁまぁ、落ち着いて?遅れたボクが悪かったから、お話しよ?」


ふん、と腕を組みながらアリスは上から目線で、


「大体、何故わたくしがここに来なければならないのかしら?茜さん、理由を説明してくれる?」

「それを今から言おうと思ったんだけど....」

「ふん」


ツンデレというやつなのだろうか。どうしよう。かわいい。


「えっと、は、話って何?」


おっと、見とれて忘れるところだった。


「実はボク未来から来たんだ」


といった瞬間、

「「という夢をみたのか」」

と声を揃えて3人は言った。


「夢じゃないよ、事実だよ。ボクは3年後の未来から来たんだ。それに、まぁ信じてもらえないかもしれないけど、今から4ヶ月後世界規模で戦争が始まる。日本はこの戦争に参加しなかったんだけど、後にロシア軍が攻めてきて日本は内戦が起きる。組織による戦争がね」

「つまり、茜はその戦争とやらを止めようとしたいと」

「そうそう、話が早くて助かるよー」

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あの日の日常 もやち @_moyachi_

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