71. 永遠の命

「磐長姫(いわながひめ)」と「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」という姉妹の神様がおりました。


瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、八百万の神の最高神天照大神(アマテラス)の孫で、宮崎の高千穂に降臨した天孫降臨で有名であり霧島神宮で祀られています。

さらに、「天皇家の祖神」です。


瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、二人の姉妹の神様を妻に

迎えました。

「磐長姫」と「木花咲耶姫」です。

姉の「磐長姫」とは、岩のように永久に変らない女性の神様を意味しました。

外見が醜かったので、父である大山祇神(オオヤマツノカミ)のもとに返されてしまいました。


妹の木花咲耶姫は、桜のように美しいどころではなく、

桜が美しさをあやかった。という位の美貌でした。

想像を絶する「美しさ」だったのでしょう。

富士山本宮浅間大社で祀られ「富士山の神様」となったのです。

ちなみに、浅間神社は全国で1300社以上あり主祭神は、

木花咲耶姫なのです。


大山祇神(オオヤマツノカミ)いわく、妹の「木花咲耶姫」は天孫に桜の花が咲くような「繁栄」を、姉の磐長姫は天孫に「岩のような永遠の命」をもたらすはずでした。


ニニギノミコトが磐長姫を拒絶したので、「天皇」の寿命は短くなり、やがて普通の人間と同じになってしまったのです。


この話しから、読み解けるのは「美醜にこだわるな」と

いうことなのでしょう。

それにこだわる、つまり「人間的な理性」をおさえろということなのですね。


アダムとイヴは「知恵の木の実」を食べることで、「理性」に目覚め楽園を終われ、いつかは死ぬという運命となり、

天皇の寿命も「美醜にこだわる」という「人間的な理性」というか「人間知」により、短いものになってしまったのです。


ようするに人間の「小知」では、はかり知れ無い何かがあるのでしょう!

ニニギノミコトもイヴも「神に近い何か」なのですが人間的な「小知」で判断してしまいました。


「創造の神」つまり「普遍の神」はどこまでも先を見通しており、

人間知を捨て「普遍の神」と一体とならねばならない。


サリアは主イエス・キリストを通してのみ、「普遍の神」と

シンクロしなければならない。

「フォースの力」はそこから生まれる。


「龍の一族」の方は「八百万の神」なので、信ずる神または体に流れる「神の血筋」を通して「普遍の神」とシンクロする。

これによって「神我力」を得ている。

考えようによれば、「龍の一族」の方が「覚醒」しやすい。


いや、単純にそうともいえないのです。

「熱狂」、つまり「熱狂」なのです!

「フォースの戦士たち」の方が「愛」という信心に、燃え上がりやすい。


つまり、どちらもどちらなのです!

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