第3話「幼馴染でクラスメイトの誠」
一方で彼女は、クラスにいる幼馴染の男子・誠との複雑な思いにも悩まされていた。
誠も聡美と同じく、部活と大学受験に向けて頑張っていた。
誠は、男子バトミントン部の部長。そして、聡美と同じく高校生活最後の大会に向けて練習していた。
バトミントン部の練習は、体育館。地方の高校にしては、そこそこ広い。
空調も効いているが、体を動かすと空調が効いてるのか?と思うほど練習着が汗でビチャビチャになる。
しかし、広い体育館とはいえ他の部との曜日で交代で使用しているので思い通りに練習が出来ない。
そんな中で誠が率いるバトミントン部は、練習している。
練習の無い日は、部長として恥ずかしい姿は見せられない。高校生活最後の大会で優勝する為に一人で家の近くの公園で素振りやシャドウをしたりして練習している。
体育館で練習があるとある日、誠は部長として部員に脱水症や熱中症にならないように対策としてこまめに水分を取るように指導して健康管理に気を付けながら練習していた。
そんな中で部長である、部長である誠が意識を失い倒れてしまった。意識は直ぐに戻ったが、誠は部員に担がれ保健室に運ばれた。
保健室のベットで横になっている時にふと思った。聡美の思いは、どうなんだろう?誠も聡美の事が気になっていたが聡美の思いがイマイチつかめていなかった。
そんな事を思っていたら、練習を終え、制服に着替えてきた聡美が保健室に駆け込んできた。
聡美は誠の顔を見た瞬間に「なんだ!生きていたか!心配して損した!」
誠は、聡美の思いを確かめようと「それは、どう意味だよ?」
「もちろん幼馴染としてね」と予想通りの答えが聡美から返ってきた。
その後、誠は聡美に付き添われて一緒に帰っていた。
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