高校時代にうつを発症した筆者様の「うつと共に生きる」記録。
「うつは辛い」。知ってはいても、やっぱり実感は湧かない。
うつの辛さは、「感情」の問題だと思っていた。気持ちが辛い、気分が落ち込む、それだけなのだと。
このエッセイを読んで気づいた。うつの辛さはそれだけではない。学校に行けない、テストが受けられない、単位が取れない。
うつは人生の進路や選択に関わることだ。
筆者様が、どううつと付き合いながら生きていくのか。簡潔な文章、長期的視点で描かれている。
「相談する」「気づいてあげる」が大切。そのためにまず、うつを知ろう。