第1章 暴走少女 47
取り込むはいいが、この中は呪力により発生している結界。言わば、元素が違い呪素と呼ばれている。呪力は、魔素とは違い空気中には存在していない。
では、どこから来るのか。
それは、自身の怨念や怨磋、他人の不幸を基にしている。
恨み辛みを体内にため込み、それを呪術式を通して現世に発言する。
呪い。
それは、他人に対して不幸を呼び攻撃手段として活用されている。魔術とは異なり、超攻撃的な要素を含むことが多くまた、戦闘に特化した部類だ。
どちらも世界的に広がっているが、お互い相反することが多く組織同士の衝突は絶えない。
カナリアは魔術師の部類に属している。基本的に、呪力から魔力の変換は不可能
とされている。
しかし、彼女は
体内に取り込んだ呪素を魔力に変換できる術式を体中に刻み込み、魔素も呪素も魔力に変換することが出来る。
このようなことが出来る人間は、この世でただ一人カナリアだけである。
彼女も漏れなく『化け物』に両足を突っ込んでいるのだ。
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