第1章 暴走少女 13
そう、アンプちゃんは中身はしっかりもののお姉さん系なのだ。
栗色のショートヘアを揺らして、奮闘する彼女を見ると大変癒される。
なぜ、癒されるのか。
何を隠そう、彼女の外見はまるでリスの様な小動物を思わせるほど愛らしい。
背丈は百四十センチメートルほどで、童顔、ほのぼのした雰囲気を纏っている。
その奮闘シーンをみていると、まるで動物番組を見ているかの様な気持ちで目で追ってしまう。
ちなみに、彼女自身はいつだって本気で物事を取り組む性格をしているので、更に応援したくなってしまう。
ギャップ萌えというやつだろうか。
「でも、彼女なぜかしら・・・。私を避けているような気がするのですが、黒入さん。貴方何か理由をご存じないですか?」
「いえ、知りません」
「ほんとにぃ?」
しまった。
若干、食い気味に返答してしまった。
部屋の空気が重くなる。
やや湿度も高くなった・・・気がする。
どうやら梅雨入りのようだ。
「いやいや、本当に何も知りませんて。そんな圧かけないでください」
「・・・ふぅ、分かりました・・・」
いや、これまだ疑ってるな!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます