【てんとれ祭】「てんとれつなぎ〜なめくじとカタツムリどちらが強いか?」 第53話他多数

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矢口愛留(矢口衣扉) 様

https://kakuyomu.jp/users/ido_yaguchi


『 ここはとある一軒家の、庭の一角。しとしとと降る雨が、草木を濡らす。

 ほんの少しだけ開いた窓から、テレビの音が漏れ聞こえてくる。


 ――天気予報です。今日は雨、明日は飴が降るでしょう――(第77話より)


 雨の日のカタツムリは、最高に調子が良い。体が潤っている。


「……よし、勝負だナメクジ、今日こそ勝ってやる!」


「あらあらカタツムリさん。このわたくしに勝負を挑むというのですか? そんなに重そうな体で? ほーっほっほ、わたくしに挑むというのならば――尻の殻をとっとと脱げヒヨコ野郎!」(第69話より)


「くっ! なんだこの威圧感は! お前なんて、お前なんて……背負ってるものもないくせに……!」


「ふ」


 ナメクジは不敵に笑う。ただただ不気味にぬめっている。


「くそっ、なんだあの余裕は! 何を考えているか分からないのは怖いが――やむなし、やるべし!」(第56話より)


 奴が動かないのならばと、俺は先に仕掛けることにした。

 のろのろ、のそのそ、全速力でゆっくりと奴に近づいていく。


「ほーっほっほ、その程度のスピードでは、わたくしの元までたどり着くのに、何時間もかかりましてよ? だから殻を脱げばと言いましたのに」


「ぐっ……! 卑怯だぞ! お前も動いたらどうだ!」


「ほーっほっほっほ。だって雨音が染み込んで心音を下げるのですもの。わたくしはお気に入りの場所でのんびりするのですわ」(第94話より)


「ふぅ、はぁ、ひぃ……も、もう動けん……」


「もう体力切れかしら? あら、お可愛らしいこと。たわいもないわね。ほーっほっほっほ」(第109話より)


 ――という訳で、ナメクジ対カタツムリの試合は、ナメクジの不戦勝に終わりましたとさ。

 ちゃんちゃん。』



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【参考・引用/蜂蜜ひみつ様/てんとれないうらない】

第53話 なめくじと カタツムリ どちらが強いか? 4点

第77話 天気予報 今日は雨 明日は飴が 降るでしょう 9点

第69話 尻の殻を とっとと脱げ ヒヨコ野郎 2点

第56話 やむなし やるべし!   8点

第94話 だって 雨音が 染み込んで 心温を下げるのです  3点

第109話 あら お可愛らしいこと たわいもないわね 5点


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☆☆☆



【色のない虹は透明な空を彩る〜空から降ってきた少年は、まだ『好き』を知らない〜】


【本編完結】私に心を教えてくれたのは、感情を失ったあなただった


ジャンル:異世界ファンタジー

セルフレイティング:暴力描写有り

タグ:ボーイミーツガール、初恋、ピュア 後半は甘々溺愛 王子様×貴族令嬢 妖精、魔法、もふもふ セルフレイティングは保険 ほのぼの、児童文学風、ハッピーエンド タイム


https://kakuyomu.jp/works/16817139559097527845




矢口愛留(矢口衣扉)様へ


『貴重なお時間を割いていただいて……愛情が詰まってて……

ぬくぬくの毛布を広げた愛留さんに、

「おりゃ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)!!」と、フライングハグ決められて包み込まれた心境であります。

私の心からじんわりと、温泉のような幸福が染み出して参りました。


こんな楽しいの、みんなも絶対読みたいよ〜!

ほっこりしていて、おっかしい!!天才!!

私の1行がたくさんあっても、まるっと衣扉さん全開!!ふっしぎ〜(*´Д`*)

ぜひレビュワーさん経由で、レビューと合わせてご紹介させてください☆


愛情たっぷり素晴らしい書き下ろし作品ありがとうございました』


(字数が多くなったので、レビューは別の今後のお披露目といたしました)

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