第11話 哀しみの不幸へ
――――【雅人目線】(バイオハザード前)
オレのまえで下半身丸出しで情けない声を出して、助けを乞う野郎ども。
「たす……けて、マサトさん……」
「ぐ、ぐるじい……」
「つかまりだくねえよぉぉ……」
マジで使えねー!
噂じゃキモデブの妹がかわいいくせして、とんでもねえエロボディって聞いて、クズどもを差し向けたんだが……それがどうよ、クズどもの口先だけのヘタレっぷりはよぉ!
しかし噂なんてまったく当てになんねえな。最高の
ま、オレほどじゃねえがなっ!!!
うまくやってりゃ、やり飽きた女はシェアしてやろうと思ってのに、とんだ期待外れだ。
やれやれ、あいつらがキモデブをボコり、そこへ
だが簡単に落ちたら、やっぱ最高の美少女じゃねえ。じっくりゆっくりあの彼氏から寝取って、イケメン気取りの奴に調教済みの彼女のアヘ顔を見せてやる。
オレはゴミどものリーダーの肩に手を置いて、
「安心しろ、オレからちゃ~んとポリ公に
目を見開いたあと、ぎろっと眼球だけをオレに向けて睨むゴミども。
「て、てめえ……ころすぅぅ……」
「ゆるざねぇぇぇーーー」
「おぼえでろよぉぉ……」
「下半身丸出しでほざいてろ、ばーか!」
ポリ公に「露出狂が3人もいるんです」と通報し、粗チンを3つ並べたところに中指を立てて、クズどもに別れのあいさつをしてやった。
ゴミどもを置き去りにして、あの美少女のあとを追い校門をくぐるとオレのハーレム無双の引き立て役の
見つけた!!!
モブどものなかでも、あの美少女と思しき銀髪が陽の光りに当てられキラリと光る。
ふっ、どうやらオレとあの美少女はセックスする運命にあるらしいな。
「あれ? キミ、スゴくかわいいね。髪だってスゴく綺麗だ。入学式が終わったら、遊びに行こうよ」
オレはすぐさま駆け寄り、いつもの手口で銀髪の美少女をナンパしてやったんだが、彼女はオレのイケメンさに声も出ねえでやんの。
「初対面なのに馴れ馴れしいな。俺の妹が怖がってる」
だが彼氏面した野郎が美少女の銀髪に触れようとしたオレの手を振り払いやがった!!! オレの手で頭を撫でられた女はチョロインと化すのになにしやがんだよ!!!
チクショォオオオオオオォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
結局、オレのセフレにしてやる予定だった学校紹介に出ていた生徒会長に連れられ、若葉と呼ばれた銀髪の美少女はクソ野郎と行ってしまった……。
だがオレはあの若葉と呼ばれた女といっしょのクラス。
クソ野郎……覚悟しておけ。
オレがおまえから
体育館に入り、人混みに紛れて若葉のあとをストーキングしてるとペットボトルの飲みさしを置いていきやがった。いずれ若葉の唾液はすすってやる予定だが、そのまえに味見しておかねえとなぁ!
蓋を開けると若葉の香りが漂って、興奮してくる。
「うおおおおーーーーーーーっ!!! 若葉と間接キスしてやったぜ!!!」
若葉の舐めた飲み口をれろれろと舐めまくると若葉の舌をキスで犯してやりたくなる。
若葉の付着した唾液をじっくり味わい、茶をすべて飲み干すと、翼を授けるエナドリなんかレベチなくらい、下半身が闘牛中の真っ赤の雄牛くらい猛ってしまって仕方がねえよ。
ああ、若葉とクソやりてえ!
一度でもオレと寝れば、若葉はオレの
そのまま控え室で若葉を犯すこともできたが、人の気配を感じて踏みとどまり、そのまま入学式に参加していた。
クソなげえうえに、つまらねえあいさつを聞いているとなんだか腹の調子がやたら痛てえ!!! だがこんな人のいるなかで動けば、トイレに行ったとすぐにバレちまう。
ガマンだ、ガマン!!!
――――それではこれをもちまして、在校生を代表して歓迎のあいさつとさせていただきます。
生徒会長のあいさつが終わろうとしたとき、波のように退いては寄せる腹痛に苦しめられているとオレのなかで迷いが生じていた。
肛門番「何者だ?」
unknown「おならです、通してください」
肛門番「よし通れ!」
ようやく
だが屁が出た瞬間違和感を覚えたかと思ったら、ブリュッ、ブリュリュッと屁が勢いよく連続で出て……なにかケツとトランクスにむにゅりとした感触を覚えると、オレは背筋が凍った……。
むにゅりとした感触はトランクスから漏れ出て、新品の制服ズボンを伝わり、オレの足下に広がってその正体を明かした。
――――きゃーーーーーーーーっ!!!
――――う、うわぁぁぁーーーっ!!!
――――こいつ、漏らしやがった!!!
「ち、ちげえよ!!! オレは漏らしてなんかねえ!!! なにかの間違いだっ!!!」
やっちまった。
入学初日――――しかも保護者までいる入学式でびちぐそを漏らし、オレは気が遠くなった。
オレの周りにいたクラスメートや隣のクラスのヤツらは小学生がバリアと言わんばかりに両腕をクロスして、海老もびっくりなくらいスゲぇ勢いでオレから後ずさりしていた。
オレを取り囲むようにできたサークルから学年主任として紹介された先公がオレに訊ねてくる。
「稲垣雅人!? なんで事前にトイレに行っておかなかったんだ!!!」
「み、見るなぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー! オレを見るんじゃぁぁねぇぇーーーーーー!!!」
お、オレの夢のハーレム無双計画が崩れてゆくぅぅぅーーーっ!!!
―――――――――――――――――――――――
クズ雅人を
マジで入学式で漏らしたら、人権なくなっちゃうよな……。雅人の今後が気になる読者さまはフォロー、ご評価お願いいたします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます