第5話 勇気の第一歩

目が覚めると倦怠感は消えていた

何分?何時立っただろうか


お腹も少し空いたし、裸なのもあり肌寒い


ブリンクを使えた高揚感から、これからの事を後回しにしていたが

目が覚め、スッキリした頭で考えていると、ネガティブな問題ばかりが浮かんでくる

言葉、文字の文字、初心者狩りはあるのか、行きていける為の街や村はあるのか


不安はたくさんある


この小屋から、外へ一歩踏み出すのがもの凄く怖い、外の景色を見たくないのだ


あぁ〜、誰か1人は声を掛けておくべきだったのか・・・後悔もある


だけど自分には目標がある、スキルを割り振る時に、自分で定めた目標だ


長距離テレポートを使える様にする事


漠然とした世界で、何も目標のないまま生きて行く事はしんどいと思ったのだ

だから自分がしたい事を、目標にすれば頑張って生きて行けると思えたからだ


前世で何度もテレポートが使えたらと思った事か、自分が恋焦がれたテレポートの為に、

服を着て、バックパックには大事な、長距離テレポートのスキルブックを入れ、バックパックを背負う


これが始まりだ!

僕は勇気を出して小屋のドアを開けた

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