第6話 コインランドリーから③

ジャージのオネーさんに私が、ひきづられる様に連れてこられたのは、オネーさんの住居兼仕事場だった。


それはもうゴミ屋敷並みに、沢山の洋裁の材料でぐちゃぐちゃになった、部屋の隣の部屋に、仕事の為の机が置かれていた。その部屋はセクシーランジェリーで溢れかえっていた、そして部屋に沢山のセクシーランジェリーのデザイン画が、くしゃくしゃぽいと捨てられていて、ゴミ箱から溢れていた。


そう、なんと万年ジャージ姿のオネーさん、セクシーランジェリーのデザイナーは、設計中のランジェリーの試作品で、磨耗や耐久の試験をしてた

のだとわかった。


「私の秘密を暴いたんだから、アンタは私の共犯よ」とオネーさんは私に下着姿になる様に指示した。「いゃぁっ」と硬直してたら、勝手にひんむかれた。下着姿にされた私は「じっとしてて」と命令されて、直立不動の体制で固まっていたら、「こんな感じか?」と、オネーさんはセクシーランジェリーのデザイン画を見せてくれた。


それは、私の様な部外者で、貧弱な女子でも、興奮するくらい、セクシーなランジェリーのデザイン画だった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

百合ものがたり(ライトノベル) 宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり @nkomak

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ