第3話アドレナリン
そう思った時、冷静さを保つ事が重要だ。
とりあえず、風を遡る岩陰探すか。俺は当たりを見回し岩陰を必死に探した。
宗一郎は祈りながら、無ければ命の危険があると言う不安になりながらも
何とか見つけた俺は、リュックから毛布を取り出し、ここで身体を休める事にした。
宗一郎はしばらく休んだ後、GPS機能のある登山道具で自分のいる位置を確かめた。
やはり相当な高度にいるんだな。
だから携帯が使えないのかもしれないな。
携帯が使えないのがエベレストの恐ろしいところだ。
だがそれでこそエベレストの魅力だな。アドレナリンが溢れて出てくる。
自分を信じ、しかし過信しないよう俺はここで待機するか。再び登るか懸命に考えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます