第4話
私は彼にキスしていた。
彼は女性との性行為は初めてだ。
私は彼の服を脱がして私が彼に優しくリードをした。
彼とキスをして彼の固くなった物を口に含み彼の物が私の中に入ってくる。私と彼も快感を感じていた。
とても気持ちの良くなる行為だった。
彼も私も泣いていた。
彼は「大丈夫だった?」と聞いてきた。
私は「素晴らしかったわ」と答えていた。
彼は安心して「良かった…」と余韻に浸っていた。
新は「もう少ししかいられない」と言っていた。
「もう少しで律が戻ってくる」と言っていた。
最近では律が出て来る事が多くなっていたらしい。
僕は「彼の痛み苦しみを引き受ける存在だ、ここにいてはいけない存在だ」と話していた。
杏は「嫌よ、消えないで」と泣いていた。
新は「女性と結ばれて僕は満足だよ」と言っていた。
杏は「嫌よ、お願いだから消えないでよ」と必死に懇願していた。
新は「律が出てきたら暴力を振るうから、もう会うのはやめよう」と悲しそうに言っていた。
私は「新、愛しているわ」と叫んでいた。
知り合ったばかりなのに新が消えてしまう。
律に戻ってしまう。
律に戻ってしまう位なら、私は新を殺してしまおう。
新は「杏、愛しているよ、いいよ僕を殺してよ」って
新は「これで苦しみから開放される」と悲しそうに言っていた。
私はバスローブの紐で思い切り新の首を締めた。
新は苦しそうな顔をしていた。
新は苦しみもがいていたけれど、すぐに動かなくなっていた。
だって、これが彼にとっての1番の良い方法なのだから……
私はずうっと冷たくなった新を抱きしめていた。
私は(これで、ずっと新のそばに居られる)とつぶやいていた。
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