9 新たな戦力
「……というか、この方ルベリーナ様っスよね!?なんでギルが一緒にいるっスか!?」
急にライアートは私を指さしてギルに聞いた。
ギルが答えるよりも先にティルが胸を張っていった。
「今からね、世界最強の魔法使いと一緒にこの国に呪いをかけた魔王を倒しに行くんだよ?」
「あの、4分以上連続で魔法を使ったら死ぬって呪いっスよね?」
「そだよ。」
ライアートは少し考えるそぶりをした。
……この流れってもしかして……!!!
「その冒険、ぜひ俺にも協力させてください!!」
「是非!!!」
ということで、盗賊のライアートも仲間になりました!!
◆◆◆
女性はまたルベリーナの姿を見てため息をつく。
女性の首には金色のをのあたたかい光を放っているネックレス。
いつかは現実を見ないといけないけど、つかの間の現実逃避はこの子には必須だ。
そう思っていた。
正解かどうかは分からない。でも、あの子が幸せなら私はどんな犠牲を払っても彼女の手伝いをする。
「絶対に私が“幸せ”を教えるから。だから、早く成長して。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます