だらく@らくだ

バタフライナイフ握りし日の震え

あれはどろどろの【検閲削除】


いつまでも解かないでおいた

パズルの一ピースがフリマに売ってた


ある咲いた花よ 言葉のため

言葉のため おまえを潰す


道行く優等生 枯れた花を哀れむ

水をあげる気は無い癖に


一晩で観し百回の夢で殺され疲れ

朝はこんな時に晴れ


飢餓の子供なんて知るかよ

と思えど 朝飯は食べ切る主義


永遠に起きないで良いから

精液の臭いだけ忘れよ トリケラトプス


下痢の顔見られるのが嫌なら

便所にカレンダーなんか貼らねえよ


この街に私を「死」という名で

閉じ込めたあの人がいない


殴られて倒れ込んだマックの

駐車場 閉店後で助かった


ああ アルバムが不発弾のように

凍ったままそこにあった


歌にもある通り

「歴史が僕を問い詰める」

もう5億年ぐらい


鍵がかかってゐる この家には

僕がかけた 鍵がかかってゐる


一晩の熱しか記せぬ日記よ

一滴の雫を栞にしてもよいか


追ってはならぬ約束だけ覚え

虹よ 街よ 眺めていろ


母猫が子を見殺しにしたカーテン

去勢済みの猫と今寝る


昼飯代500円とみかんどらやきと

もすこしの曇り空


医学書は難しい

頭痛から逃れたいのに 死ぬなと言うし


コーラを買う旅に出たい

日本 アメリカ ノルウェー 土星 火星まで


本来は隣で眠る生物に渡すべき

愛で窒息寸前 これでも春


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

だらく@らくだ @ujtjtmjmjmdt828

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ