8:身だしなみも大切♪

「さてと、今日はそのヘアスタイルを変えようね。何にせよ、見た目は大切よ」


//SE ヘアカットマントをかぶせる音


「さぁて、動いちゃいけないわよ。変なところをチョキッ!ってやってしまってはいけないからね」//耳元で少しこわがらせるように


「ふふ、冗談よ」//いたずらっぽく


「安心して、私はこれでも美容師免許びようしめんきょは持ってるし、ヘアアーティストでもあるからね」//ほこらしく、安心させるように


「ヘアスタイルも少し変えたら、綺麗きれいになるよ」//優しくはげますように


「……ちょっと照れるけど、私は昔、友だちに連れられて、色んなアニメやゲームのコスプレイヤーをやっていたの。そこで、おしゃれの基本を自然に学んだのよ」//少し恥ずかしそうに


「さぁ、怖いなら目を閉じていいわよ。髪の切る音と私の声だけに集中しててね」


//SE 髪の切れる音+ハサミの音(髪の毛が切れるSE、ハサミのSEは8:2ぐらいの割合で)


「ほら、耳の方が少し涼しくなったと思わないい?」


「ふぅー……」//耳元に息を吹きかけるように


「ね。かなり涼しくなってきたわよね?何かお好みのヘアスタイルはある?」


「えぇ!?あのアニメキャラの!?まったく難しい注文ね」//あきれたように


「だけど、やりがいはあるわね。パーフェクトとはいかなくとも、それに近いヘアスタイルにしてあげるわ」//楽しそうに


「でも、その代わりキミもそのヘアスタイルにふさわしい人になってね」//いたずらっぽくプレッシャーをかける


「それじゃあ、リスタート」


//SE 髪の切れる音とハサミの音(先述と同じ)


「(鼻歌)」


「んー……少しアレンジしてみようかな?」//考えこむように


「ベースはそのままだけど、キミはこっちの方が似合う気がするわよ」//自信をつけさせるように


//SE 髪の切れる音とハサミの音(先述と同じですが、ハサミの音のスピードを少しあげる)


「後は、前髪をっと……」


「あらら、背が届かないわ」//困ったように


「ちょっと待っててね」


//SE スリッパの歩く音


//SE 木の箱を置く音


「これでよし!キミの額に届くよ!」


「あー!今、笑ったな」//ちょっとすねたようなおこり方


「そんな事すると、どんなヘアスタイルにするか知らないよぉ」//いたずらっぽくプレッシャーをかける


「じゃあ、ちょっと息があたるかもしれないけど、気にしないでね」


//SE 髪の切れる音とハサミの音(先述と同じですが、ハサミの音のスピードをかなり遅めに)


「ふぅ~」息のかかる音


「……」//距離はかなり近めで息が近くに


「ここを、こうして……っと」//楽しそうに


「ようし、もう少しで終わりかな」//わくわくさせるように


//SE 髪の毛が落ちる音を大きめに


「はい、でーきた」//うれしそうに


「じゃあ次は、そのままイスを後ろに倒すわよー」


//SE 機械音(マッサージチェアが倒れるような音)


「さてと、次は頭を洗わないとね。残ってる髪の毛や汚れを落としていくわよ」


//SE 水の音と頭をさするような音


「かゆいところはないかな?」//耳元で優しく


(約2秒無音)


「うん、分かった。さーて、」//ルビのところは楽しそうに


//SE 頭をこする音を強めに


「うりゃうりゃうりゃうりゃうりゃ-」//楽しそうに


「ここは特に洗わないとね」//楽しそうに


「ん、くすぐったい?これくらいでいいのよ」


//SE こする音を弱くしながら水の音をクロスフェード


「さて、洗い流していこうかな。水温すいおんは温かいから、安心してね」


//SE 水の音


「じゃー……じゃー……どじゃー……」//ゆっくりと


//SE 水の音とクロスフェードでタオルでふく音


「よし、これでいいかな」//自信たっぷりに


//SE 機械音(マッサージチェアが上がるような音)


「うーん……もう少し、変えようっと」


//SE 軽く髪の毛を切る音


「よし、仕上げね」


//SE ドライヤー(柔らかい風の音)


「(鼻歌)」//RPGゲームのレベルアップ音のように


「はぁい、鏡を見てごらん。いい顔になったじゃない」//勇気づけるように


「キミがいい顔じゃないと、思い込んでただけよ。さぁてと、仕上げにマッサージをしようかな」


//SE タッピングマッサージとブラッシングする音


「それじゃ、これからキミに魔法をかけてあげるね」


※以下は特に耳元でささやくようにゆっくりと


「キミは少しずつ頭がよくなる、信じて」


「キミは少しずつしなやな強さを持てる、安心して」


「キミは少しずつパワーがみなぎってくる。自分のためであり、誰かのために役立てる。生きるために」


「キミは自信が無くても、一歩踏み出せる。ゆっくりと」


「なぜなら、天才である私が証明する」//ここは特にゆっくりと力づけるように


※耳元から離す


「はい、おーしまいっと」//楽しそうに


「ほら、どうかな。少しだけヘアスタイルはアレンジしてみたよ」


「アニメのキャラに似てるけど、ちょっと違う。キミという特別な人よ」


「……」//さみしそうに吐息


「準備もできたし、次が最後のレッスン。これで本当にお別れね」//さみしそうだが、淡々たんたん


「今までのおさらいと応用。後、プレッシャーに打ち勝つための模擬試験もぎしけんおこなうから」//淡々たんたん


「……」//ため息に吐息


「期待しているからね」

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