9:模擬試験
※今回は20代半ばから後半女性のイメージで演技をお願い致します
//SE
//SE ハイヒールの音
//SE 木のドアが開く音
「さて、
「ん、そのスタイルはどうしたかって?キミが少女のようだというから、今回はちょっと自分をいじって大人になってみたの。私にできない事は無いわよ」//
「それに、試験はこういう大人が回りにいるからね。慣れておくのもいいと思わない?」//冷たくもどこか優しそうに
//SE 紙の音
「それでは、準備を。私が『始め』といったら試験用紙を表にして問題を解いて」//できる限り感情をこめずに
「私が『止め』と言ったら、
「では、準備を」// 感情をこめずに
「始め」//
//SE 紙の音
//SE 鉛筆と消しゴムの音
「……そのまま問題を解きながら、聴いてて。私はキミのレッスンを終えたら、日本を
「プライベートレッスンもしばらくお休みかな。ひょっとしたら、キミが最後の教え子になるかもしれないね」//
「でも、安心して。キミは十分に自分の実力を証明しているわ」
「キミが解いてきた問題は、確かにビギナー向けの問題を入れていたの」//冷静に分析するように
「……だけど、数問だけ、海外の一流大学の講義で出てくる問題を混ぜてたいたのよ。それなのに、キミはいつの間にか解いていた。
「ほんと、これだけの素質があったとはね。それともどこでやる気を見せたのかしら……」//あきれたように
「あぁ、確かにキミに愛の言葉をささやくとか言ったわね。それがファクターかな」//苦笑
「いいよ、キミがこの
//SE
「さて、残り数分。早く終わらせなさい」//少しプレッシャーをかけるように
「私のこの程度の言葉で折れるようではいけない。
「……」//ため息
「そうか、もう私の言葉も耳に入らないようになってしまったのね。それでいい」//
(無音2秒)
「止め」//少し強めに
//SE 紙の音と
「それでは、確認しようね」//冷静に
//SE 丸をつける音とチェックの音(丸7割・チェック3割)
「結果は」//冷静に
「……」//ため息
「98点、おめでとう。これだけの得点が取れるなら、どこにでも合格できるわよ」//静かに
「しかし、愛の言葉を、か。
「でも、約束は守るよ。それじゃあ、耳元でじっくりじっくりと聴いてね」//ルビのところを強く
「……」//静かに息を吸う音
「Grazie, mia allieva.」//少し遅めに言い含めるように
「Ti voglio bene.」//少し微笑を含めて、言う
「E ci rivedremo qualche volta.」//感謝を込めて
「……Vi aspetto ad Amalfi. 」//聞き手に期待をこめて
「誰も日本語で言うとは、言ってないわよね」//大人のいたずらっぽさ
「ヒントをあげる。この言葉の意味が分かるのなら、私はそこにいるからね。まぁ、志望校に合格したら来たらいいわよ。後、ここからのお
「キミとのレッスンは楽しかったよ。それじゃ、またいつか」//苦笑しながら寂しそうに
//SE キス音
//SE 靴の音
//SE 木の戸が閉まる音
//SE
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