第16話未来の風景

 昼下がり、僕は広葉樹の木陰でうとうとしていた。


 辺りには誰もいないから、とても静かで心が休まる。


 そんな気持ち良い時間に、僕は“タイムトラベル”という名の夢を見た。


 そこには、笑いが絶えない仲間達がいる。


「……みんな、幸せ一杯だな」


 僕がにっこり笑ってホッと安堵した瞬間トキ、微睡むように目が覚めた。


 その10分後、あの夢と同じ光景が見られることなど知らず、僕は呂望リョボウさん達が待つ西岐サイキ城と呼ばれる宮殿へと戻った。


お仕舞い☺️


令和3(2021)年12月3日5:40~12月4日5:29作成


Mのお題

令和3(2021)12月3日

「10分間のタイムトラベル」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る