火曜日・夕

「反抗期」とはなんだろう?

私には無かったな。いや、その暇がなかったのだ。

猫が今、腹を見して鳴いている。

この子はいつも驚いたような顔をしている。

..あまり何も考えていなそうだ。

草が生えていれば、衣食住全てが揃う。

でも、私は草を食った事は一度もない。

…いや。これからあるのかもしれないが、

その時も決して飽きは来ないだろう。


「反抗期」

今にして思えば、あれは暇なやつがするものだ。

私は今、ヒマをしているから物を書いている。

、、それとおんなじだ。


じゃあ反抗期は何をきっかけに生まれては、

死んでいくのか。

死んだ後のことは良く考えるのだか、

そこに天国も地獄ももらしたクソもない。

皆、元々持っているモノだからだ。


「ワシはこうやったんや..」なんて結論すら、

寿命の三日前ぐらいまで来んと分からんやろうから、

ただ目の前の物事に関心を持つという「だけ」

の毎日で、暮らしている。オラはそういう人間だ。


「民意だから、人を殺しても良いのか」という

あるドラマの台詞が脳のど真ん中にこびりついている。

それが真実かどうかは別にして、

私の中でこの言葉は「"生きている"」


猫の退屈そうな顔がこちらを見ている。

本当は、私が振り返った。

なら、見る猫やからこちらを見るに決まっている。

みない猫は見ないし、肉球の色や柄も絶対に違う。

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