第8話「特殊天贈人会議」

 スムノがエルシアに犬鳴トンネルにて天力の使い方とその天力の応用を伝授してから2週間が経過した。

 椎崎家ではエルシアは愛銃の手入れをし、スムノはソファでテレビを見て、ドッペルゲンガーはルービックキューブで遊び、それぞれ暇を潰していた。


「なぁ、エルシア」

「なんです?兄さん」

「俺らが犬鳴トンネル行ってから今日で何日目?」

「えーっと…2週間ですね」

「2週間…か。んで、まだテンとドイロは帰ってきてねえのか」

「そうみたいですね」

「テンには俺の血が流れているから天力の扱い方などはすぐ出来ると思ったんだけどな…まさかこんなに時間がかかるとは」

「兄ができるなら妹もできるって考え、捨てた方がいいわよ?」

「まぁ、確かに…つーかドッペル。お前まだ揃わねえの?」

「あら、意外と難しいのよ?ルービックキューブ」

「貸してみろ」


 ドッペルゲンガーはスムノにルービックキューブを渡す。そのルービックキューブは全ての色がバラバラで縦にも横にも色はまだ揃っていなかった。


「なんも揃ってねえじゃねえか」

「あんたのためにぐちゃぐちゃにしたの」

「あそ……ほら、できた」


 スムノがドッペルゲンガーにルービックキューブを渡した。ドッペルが持ってたぐちゃぐちゃのルービックキューブとは違い、全色綺麗に揃っていた。


「「すご…」」


 エルシアとドッペルゲンガーの口から声が漏れ出たその時、誰かが玄関のドアを開ける音がした。家の中に入ってきたのは足音からして2人。その足音はエルシア達がいるリビングに近づき、リビングのドアが開いたそこには


「ただいま!」

「おかえり」


 ボロボロのテンとドイロがいた。


「2人ともボロボロじゃねえか、テンにいたっては服だけだけども」

「多分あばらとか折れてるから見てくれスムノ」

「お前がそんなボロボロになるなんて珍しいな」

「相手が相手だったんでね。後で話す」


 スムノはドイロの背中に手を置き、数秒経ったあと手を離す。するとさっきまでお腹あたりを抑え青ざめていたドイロの表情は良くなり、立っているだけでも辛そうだった体は背筋をピンッと伸ばし立っている。


「ありがとうスムノ。これで楽に呼吸ができる」

「まさか兄さん、治すこともできるの?」

「いや、これは治したんじゃないよ。体の中の影を使って、折れた骨とかを補強しただけ。これを使えば破裂した内蔵だって治せる」

「じゃあ完璧には治ってないんだ」

「そういうこと。んで骨が自然と治ってくるとそれに合わせて影も補強を緩め、最終的には元通りってわけさ」


 スムノは食卓に座ると、「それぞれの場所で起きたことを報告し合おう」と言い、皆を集めた。


 ◇◇◇


「なるほど…天上乱舞を使ってきたか…」


 スムノとドイロは、エルシアとテンの2人とも天力を自在に使えるようになったこと。どちらの上級天使出現スポットに「亜人會」が現れたこと。そしてきさらぎ駅に現れた「エデン」と呼ばれている亜人會の1人が天上乱舞を使ってきたことを報告し合った。


「相手が『天上乱舞』使ってくるって分からなかったのか?」

「私の天贈、『人心の眼』はなぜか相手が『天上乱舞』を使えるかどうか分からないんだ」

「なるほどな。んで使ってきたと…てかよく生きてたな。大体『天上乱舞』食らったら殺されるのに…まぁ相手に寄るが」

「死にかけてたけど、あんたの妹がガッツで助けてくれたんだよ」

「まじ?やるじゃんテン!…ってなんで落ち込んでんだ?」

「だって…私2週間かかったのにエルシアは1日で…しかも数分でって…」

「まぁ、それは俺もびっくりした。てか、お前もパンパンに詰められたビニール袋を見てできるようになったって聞いたけどどういう事だ?」

「ふふん!それはね、自分の手を袋だと思い込むの。そこに天力を詰める。そしたら出来た。あとはこの詰めてる状態を長くするのに1週間かかって、天力の応用にまた1週間かかっちゃった」

「なるほどな。袋…か、いいアイデアだな」

「ていうか今更なんだけど、『天上乱舞』ってなに?」

「あぁ、まだエルシアには『天上乱舞』について説明してなかったな。テンには説明してくれたのか?ドイロ」

「テンには駅で説明した」

「了解。じゃあまず、『天上乱舞』とはなにか、簡単に言えば必殺技だ。1発限りのな」

「1発限りの必殺技…1回出せばそれ以上出せないのね…」

「そう。んで必殺技と言っても攻撃的なものでは無く、『相手にデバフを与えるか、自分にバフを与えるか』しかできない」

「なるほど…『かめは〇波』や「螺〇丸」みたいなやつではないんだね」

「そう、そして特徴なのが『無差別』であり、その効果範囲内にいれば敵味方関係なくデバフを食らってしまうんだ。そしてその『天上乱舞』は誰しもができるという訳では無い」

「それは…習得するのに難しいから?」

「正解。天上乱舞は本当に難しい。その証拠にドイロが未だにできないからな」

「ドイロさんでも!?」

「ちなみにやり方は片手で忍者がするようなニンニン!って感じのポーズをする」

(ニンニンって…)

「その手のポーズを維持したまま顔の前に持ってくる」


 スムノのやり方をエルシアとテンは真似をしてみた。


「そして『天上乱舞』と声に出す」

「「天上乱舞…」」

「次に自分だけの技名を声に出す。この自分だけの技名を見つけるのが最難関なんだ」

「この時の天力の流れは?」

「関係ない。手のポーズにより勝手に天力が身体中を駆け巡る」

「なるほどねぇ…」


 テンは再び手を顔の前に出し人差し指と中指を閉じる。微かに天力が身体中を駆け巡るような感覚があるので、あとは技名を口に出せば発動できるらしいが技名が分からないのでため息をついた。


「ねぇ、スムノ。今日って何日?」

「何日…ドッペル、今日何日だ?」

「11月30日」

「だそうだ。なんかあるのか?ドイロ」

「いや、私は無いがお前…13時に特殊天贈人同士で行う会議が東京であるんだろ?ほら、2ヶ月に1回あるとかないとかの」

「あ、そういえば…和歌山から東京は…うん、本気出せば20分で着く。だからあと15分くらいしたら出発しようかな」

「その会議の内容は?」

「どうせ亜人會についてだろ」

「亜人會ね…」


 ドイロは自身のスマホを取り出し、なにか通知が来てないか確認した。通知は何も無かったがとあることに気がついた。


「なぁ、スムノ」

「んぁ?」

「私のスマホが壊れてるかもしれないけれど一応確認しておく」

「なにを?」

「あの時計、ズレてないか?」

「…あ?」

「あー、言い忘れてたけど兄さん、あの時計30分ズレてるからね」


 エルシアは冷蔵庫から缶ジュースを取り出しながら時計がズレていることをスムノに伝えた。その事実を知ったスムノは恐る恐るエルシアに聞いた。


「ズレてるってのは…はやい?…それとも…遅れてる?」

「後者だね。遅れてる。つまり今の時刻は12時55分だね」


 エルシアの回答を聞いたスムノはすぐさま家を飛び出し空を飛んで行った。


「行っちゃった。直しといてって言ったじゃん…テン」

「ごめん、忘れてた」

「まぁ忘れることは誰にでもあるさ」

「それはそうとドイロさん、特殊天贈人ってお兄ちゃんの他にどんな人がいるの?」

「特殊天贈人はスムノの他に2人いて、そのうちの1人が『願楽寺 小五郎』という人で年齢は94歳」

「94歳!?」

「そ。なかなかのおじいちゃんなんだよね。でもめちゃくちゃ強い。しかも金髪で筋肉ムキムキで身長は2mある」

「そういえばこの前テレビでやってたな…」

「それでもう1人はどんな人なんですか?ドイロさん」

「もう1人は『兎野うさの 跳丸とびまる』。みんなから『兎丸うさまる』と呼ばれていて、うさぎの着ぐるみをきてる変なやつだ。あ、着ぐるみと言ってもふたりが想像してるような着ぐるみじゃなく、パジャマとかに使うような着ぐるみだ」

「そんな変わった人もいるんだ…でも特殊天贈人ってことは?」

「めちゃくちゃ強い」

「だよね」


 ドイロは2人にスムノ以外の特殊大天送人について軽く説明するとタバコを吸いにベランダへ向かった。

 タバコを吸い終えたらその2人の天贈について話してやると言い残して。


 ◇◇◇


「遅い…あのバカは何をやっとるんだァ!?」

「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。会議開始時間になってからまだ10分しか経ってないじゃないですか」

「10分も経ってるんだぞ!?10分も!!10分があれば何が出来ると思う?」


 東京にあるとある会議室にてうさぎの着ぐるみを着た少年が金髪でシャツのボタンがはち切れそうになるくらいの筋肉を持った老人をなだめていた。


「10分あれば…カップ麺が3個作れますね」

「バカがぁ!10分あれば下級天使100体、上級天使70体、特殊大天使15体倒せるだろ!?」

「それあなただけですよ…」

「バカ野郎!お前もこれくらい出来るようにならにゃならんのだぞ兎丸ゥ!!」

「出来るようにって言われましてもそんな天使が何体も襲ってくることなんてありませんよ願楽寺さん…」


 そんな2人が話している時、会議室の扉が開き、薄暗い部屋に外の光が差し込んだ。


「お?2人とも早いね。少しくらい遅く来てもいいんじゃないの?」

「バカ、お前が遅―」

「スムノォ!!今何時だと思っとるんだぁ!?」

「まだ15分しか経ってないんだぜ?そうカリカリするなって…まぁ遅れたことは謝るよ。スマソ」

「そんなふざけた謝罪があるかァ!!」

「じぃさん…そんなに怒ると体に良くないぜ?さ、さっさと会議終わらそうぜ。可愛い妹が家で待ってんだよ」


 スムノは願楽寺に睨まれ、兎丸から飽きられたにも関わらず口笛を拭きながら自分の席に座り、会議は始まった。


「…ふぅ…とりあえず、今日も集まってくれてありがとう。1人遅刻したやつもいるがな」

「だってよ兎丸」

「お前だよ」

「とにかく!今日お前ら2人に話さにゃならんことは大きく2つある」

「2つ?1つは亜人會についてだろ?もう1つは?」

「それは後だ。まずはお前が言った通り、亜人會について話したいと思う」


 願楽寺の手にはリモコンが握られており、そのリモコンを操作することによって願楽寺の後ろにスクリーンが下りてきた。


「みんなにはこれを見てほしい」


 スクリーンにリモコンを向けて操作し、画像が映し出された。その画像の内容は亜人會に所属している者の顔写真があり、その下にはその顔写真の者と思われる名前が書いてあった。その中に以前スムノが戦った「ファトストロ」の顔写真と名前もあり、ドイロ達が戦った「エデン」の顔写真と名前があった。


「この画像はスムノが単独で亜人會について調べあげ、それを我々に報告してくれたものを1つの画像にしたものだ」

「単独でって…お前また勝手なことしたのかよ」

「良いじゃねえかよ。勝手なことをして俺は善をこなす男なんだよ」

「勝手なことは許されないが…まぁ、これはお手柄だったな」

「どういたしまして」

「んでだ。この亜人會にボスがいることはもう知ってるな?」

「あぁ、俺は顔は見れなかったけど後ろ姿は見れたから知ってるぜ」

「僕もボスがいるという情報だけは知ってます」

「そのボスの事なんだが、お前たちは関わるな 」

「は?」

「え?」

「このボスについてはワシが何とかする。お前達は自分たちに向かってくる亜人會の奴らを倒してくれればそれでいい」

「おいおいおい、ちょっとまて。なんでボスを倒しに行かないんだ?今から3人で突撃したら倒せると思うんだけど?」

「確かに3人で突撃したら勝てる、が、このボスに関してはワシ1人でやらねばならんのだ。分かりやすく言うと…老人の事情と言うやつだな」

「ねえだろそんな事情」

「とにかく、ボスについては関わるな。いいな?」

「納得できねぇなぁ」

「はぁ…次に行くぞ」

「次ねぇ…納得してねえけど会議が長引くよりかはいいか」


 不貞腐れたスムノを無視し、願楽寺はリモコンを操作し、スクリーンに映る画像を切り替えた。


「今、天贈人の階級は『下級』『上級』そして『特殊』というのがある。それにワシは『堕天』という階級を加えたいと思う」

「加えるったってどこに入れるんだよ。『下級』と『上級』の間か?それとも『上級』と『特殊』の間か?」

「いや、間に入れるのではなく、分けるの方が正しいな」

「分ける…ですか」

「お前たち2人は『特殊天贈人』になる条件を知ってるか?」

「条件…?考えたこと無かったな。気づいたら任命されてたし…国家転覆できる力を持ってるとか?」

「ちがう」

「誰にも負けない力を持ってる…とかですか?」

「それもちがう。いいか?『特殊天贈人』になる条件、それは『我々を裏切り、敵になった時、我々に絶望を与える存在』が『特殊天贈人』になる条件だ」

「へー、初耳だ。兎丸は?」

「僕も初耳だよ」

「それと同じような感じで、強さや弱さは関係なく、条件を達していればその階級になるというのを『堕天』として加えたい」

「ちなみにその願楽寺さんが考えている階級、『堕天』になる条件とは?」

「『堕天』になる条件、それは『敵味方関係なく無差別に攻撃してしまう天贈を持っていること』だ」

「無差別に…か。どうしてそんなことを突然思いついたんだ?」

「先日…とある中学校にて大量の毒ガエルを広範囲にて降らせた天贈人が現れてだな」

「…ん?毒ガエル?」

「そのような奴は『下級』や『上級』とは別の階級にしないと行けないなと思い、『堕天』という階級を考えた」

「ちなみにだがその階級に入る予定の天贈人はいるのか?」

「いる。スムノ、お前の妹、椎崎エルシアだ」

「はぁ…やっぱり。毒ガエルって聞いて思ってたんだよ」

「お前の妹すげーな」

「異論がなければこの場で椎崎エルシアの階級を『堕天』にするがいいかね?お兄ちゃん?」

「俺の事をお兄ちゃん呼ばりしていいのはこの世でたった2人の妹だけだ。二度と呼ぶなクソじじぃ」

「では決まりだ。それと『特殊天贈人』を2名ほど追加したい」

「「は?」」


 スムノと兎丸は願楽寺の言葉に耳を疑った。先程願楽寺が特殊天贈人のことを、「我々を裏切り、敵になった時、我々に絶望を与える存在」と説明したばかりであり、2人追加するということは、裏切られた際絶望を与える存在が増えるということだからだ。


「裏切られたら絶望を与える存在が2人もいるのかよ!?」

「あぁ、1人はお前の知る人物で1人は田舎から上京してきた若造だ」

「俺の知る人物?」

「ワシが特殊天贈人に任命させたい人物はこやつらじゃ」


 再びリモコンを操作する。スクリーンに移された人物は男性と女性だった。その女性をスムノは見て納得した表情をしていた。


「なるほどなぁ。『』なら納得だ。もし敵になった時は確かに絶望だな」


 スクリーンに映された女性はスムノのよく知る人物ドイロ・アローシカだった。


「彼女の情報収集は凄まじく、我々の情報も持っている。もし彼女が敵になれば我々の持つ情報は全て伝えられはっきり言うと天贈会は終わる」

「まぁあいつはすげえからな。んでもう一人の男は誰だよ。全く知らねえぞ」

「さっき願楽寺さんが田舎から上京してきたって言ってただろうが。知らなくて当然だ」

「この男の名前は『名心なごころ げん』。年齢は16歳」

(テン達と同い年か)

「天贈についても聞いておる。彼の天贈は『スペースと《&》複製コピー』。簡単に言えば相手の天贈の無効化とコピー能力だ」

「無効化をスペースって読むのはなんかおかしくね?」

「ワシも思ったがそこは突っ込んでやらない方が彼のためだ。自分の天贈に自分で名前をつけられるがゆえ、彼はそう名付けたんだろうからな」

「まぁ男は皆かっこいい名前つけたがるからな、兎丸さん?」

「俺の天贈『月眼げつがん』はかっこいいとかじゃなく普通にそのままつけただけだ」

「でもちょっと意識はしただろ…?」

「……した」

「やっぱりな!俺がそうしたんだったらお前もしてるはずだからな!!」

「名前のことはもういい!話を進めるぞ!!」

「あーい」

「とにかく、この2人は我々を裏切った際、かなりやばいので、特殊天贈人に階級を変更することを認めるが、いいな?」

「ドイロは分かる。だがその元君はなんで裏切られたら絶望するの?無効化とコピーっしょ?ていうかめっちゃ贅沢な天贈だな」

「彼の恐ろしいところは無効化出来る人数に制限がないんだ。後は…わかるな?」

「あぁ、納得」

「それなら僕も納得です」

「じゃあ決まりだ。今日話すことは全て話した。それでは2人とも今日もありがとう。解散だ」


 会議が終了したが願楽寺は「やることがある」といいスムノと兎丸は会議室から退室した。


「今日は案外早く終わったな」

「約30分って所か」

「いつもは1時間か2時間かかるけど、今日はお知らせみたいなもんだったからな」

「兎丸はこの後どうするんだ?」

「どうするって言われてもだな、自分の事務所に戻って天使が君臨するのを待つか、書類の片付けとかするかな」

「へぇ……忙しそうだな」

「お前の事務仕事が全部こっちに来てんだよ」

「そっか!すまんな!」

「別にいいんだよ。お前はお前で使の和歌山に住んでるんだ。それだけで立派な仕事だよ」

「和歌山というか和歌山にある『あらぎ島』が出現スポットなんだけどな」

「確か最初に天使が君臨したのもあらぎ島だったし、人類で初めての天贈人が生まれた場所でもあるんだよな」

「そ。未だにそれが謎でな。なぜあらぎ島なのか。何故そこによく君臨するのか。天使に聞いてみないとわかんねえな」

「だな。てかドッペルちゃんに聞けばいいじゃねえか」

「確かにドッペルは特殊大天使だが、実力は1番下らしい。本人に聞いた」

「実力が1番下…」

「だから何も知らないらしい。気づいたら自分はドッペルゲンガーという天使になっていて気づいたら特殊大天使になっていたらしい」

「要するに謎ってことか」

「まあね。それじゃ、妹達も待ってる事だし俺は帰るよ」

「了解。じゃ、また会う日まで」

「おう。また会う日まで」


 2人は軽く手を振り、兎丸は歩きで、スムノは飛んで、各々が行く先に向かった。

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