料理人に成りたいんだよ、俺。
パンの生地の作り方。
強力粉を買って来る。
強力粉の零点五から、一点五%のドライイーストを入れる。
次に砂糖を入れる、十パーセント強力粉の十パーセントの量を入れる。
量は体積では無く重さで測る。
質量で測る。
小麦粉×零点一パーセントの黄卵、小麦粉×零点零五パーセントのバター、水分を五十五%から六十五%。此れは、牛乳で代替えしても構いません。
牛乳の場合は、五十パー以上、を入れて、混ぜる捏ねる、1次発酵させる、この時、温度を30度近くに設定する、2倍くらいの大きさになる、取り出してくる、ガスを手で押して抜く、其れに何か加える、例えば、チョコとか、レモン汁とか、蜂蜜とかヨーグルトとか、そういったパンの種類、アクセントをつける、30分から40分、二次発酵させる、そして、最後に200度前後で焼き上げる。
実務経験。
実務経験。
実務経験。
やはり、専門教育は必須なようだ。
資格を取るには、専門教育が必要だ。
そう、料理には、実務経験が必要。
如何してフランスパンは堅いのか。
其れは、材料に砂糖や、バター、牛乳を入れずに、塩と強力粉、水、イースト又は天然酵母の身で、カラッっと焼き上げたものだからだ。
菓子作り、パン作りを舐めるなよ。
奥が深いんだぞ。
料理は奥が深いんだ。
ちょっとした、時間の違い、焼きの時間の違いで変わって来る。
衛生面でも変わってくる。
食品衛生。
生ものの使い方。
海産物。
畜産物。
その利用。期限。
賞味期限。消費期限。
非常に重要な食糧です。
「料理人に成りたいんだよ、俺。」
少年はいった。
料理人に成りたいと、其れも只の料理人じゃなくて一流の世界的に有名な、評価される、料理人になって店を繁盛させるのだといっていた。
「食べる事が好きなわけじゃない、料理を作るのが好きなんだ。」
世界中の料理を、作り、オリジナルの料理を考え出す。
発明の連続。
料理は楽しい。
舌が肥えている訳ではなかった。
只、作っているのが楽しかった。
だから私は、彼と料理を創った。
「料理、シェフ。パティシエ。パン職人。」
食べ物を、創るのが、僕は好きだった。
飴細工が、好きだった。
お菓子作りが好きだった。
店に自分の商品を並べるのが夢だった。
僕は、店が繁盛して、飛ぶように売れて忙しくて、仲間と其れは愉快な店を持って、そんな夢のような店で、美味しすぎる料理で、人を感動させるのが私の夢で目標で、料理を作って食べるのは楽しい事なんだっていうのが、私の幼い頃からの考え方で、私は生まれてこの方料理に没頭してきた。
腕が上がれば、客は気づくもので、私の新作メニューを選んでくれた。
嬉しかった、料理通の人間が、私の品を認めた時は、やったーと思った。
料理の事が分かっている人間に、自分の料理の何処が良くて何処げ駄目なのかを指摘された時は、勉強になる。
焼き入れが足りてないだとか、そういった事は、分かってしまう者なのだ。
辛い、甘い、酸っぱい、苦い、旨い、といった、五味は、分かるもので、癖になる味を探していた。
フライパンが、分かる様になった頃にはもう、火加減が完璧に成っていた。
どの食材は如何して調理すればよいのか。
其れは、経験で分かる。見てきた事の一つ一つだ。魚の生臭さを消すのに何処の料理酒を使うのかとか、そういったのは、有名な料理人の書いた料理本から学んだのもあるし、自分で試してみて、此れはいい、と思ったのを利用している。
実務経験が、大切な料理、菓子作りの世界では、厨房にどれだけいたかが、資格取得の為のアドバンテージに成る。
資格を取るには、料理学校か、製菓学校に通えば最短で資格は取れるが、そのの後も実務経験を積まないとより高位の資格は取れない。飲食店を開くには、食品衛生責任者の資格や、防火管理者の資格が必要だ。
製菓衛生士の資格やパン製造技能士、パンアドバイザーの資格はパン職人にとっては必須だし、料理人は、調理師免許や、栄養士の資格があるといいだろう。
実務経験が少なくとも2年は必要なものばかりである。
経験。
料理人にとって其れは重要な事だ。
飯作 美香子は料理製菓専門学校に通う女の子で、将来は、パティシールを目指していた。天才料理人、逆落 鉄の店で其の料理に触れてから、彼女は、料理人になる事を志したのであった。
「おいひい。此れは神だ。」
逆落家は、料理の家系で、世界的にも有名だ。
中でも、この逆落 鉄は、その料理で、国家の最重要人物に料理を出していた事で有名だ。また、この男は、ガイドから星を、37個貰った。世界中に彼の老舗が建っている。
彼の考え出した奇想天外な新作料理は、今ではレトルト食品にされたり、世界中で食されている。
「逆落シェフのような、料理人になるのが夢なんだ。」
其れは、料理人を目指す者にとっての憧れであった。
三枚卸しにしてやるわ。
此れは、有名なシェフが魚を捌く前に言うセリフでテレビで有名になったものだ。
肉の喰いすぎも又体に悪いものだ。
食物繊維は体にいい。
腸にいいのだ。
其れから歯磨きをちゃんとする事だ。
栄養士でもあった彼はこういった事を、発言して、世に健康に対する考えを訴えた。
レストラン とりりあんて は 美味しいと有名な店で、フレンチレストランとだ。
「わあ。凄い高級なお店!!!。」
「ようこそ。とりりあんてへ。」
怖ろしく、高価な店舗の設えに驚いた。ちゃんとした店だ。
「メニューがお決まり次第、呼び出しベルでウェイターをお呼びください。」
「はい。分かりました。」
こうして見ると、外の景色が絶景だ。西の窓には海と、港町が見える。
「なんて綺麗な港町なんだろう。」
思わず、ため息が漏れそうだ。
「お待たせしました。ご注文はお決まりに成りましたか???。」
「この、春魚フルコースで、デザートはアイスクリームデラックスでお願いします。」
「畏まりました!!!。」
美味しい水だ。
此処の水は、水道水では無く、綺麗な井戸水を使っているという。
「当店は水にこだわっておりまして、最上級の天然水を使用しております。」
百名水に選ばれた、綺麗な水。
此処に旅立ってから二年が経つが、家族は、友達は今何処で何をしているのだろうか。
そんな余韻にしたっていると、注文した品が届いた。
「こちらが、前菜のサラダ、海のサラダで御座います。風味豊かなこのドレッシングには、山で採れた山菜から創った、当店オリジナルのものです。どうぞ、ご堪能あれ。」
「美味しそう!!!、」
一口食べてみる、この海ぶどうが逝かれるくらい美味しくて死ねる。
なんだ、この山椒のドレッシングは神なのか。テングサが素晴らしい風味をだして、海の中にいるみたいだ。
見せにはピアノや、ちょっとした舞台が付いていて、かなりの腕前のバンドや、音楽家が演奏している。
品のいい絵画が店には飾られていて、有名人のサインがたくさん、百位亜は飾ってあった。
「本当に凄い店なんだなー。」
店の味も凄いが、それ以上に店長の人がいいのだろうと思った。
三ツ星を、いくつもとる時点で現実離れした店ではあった。
予約でいっぱいのこの店で御飯が食べられるのは、この業界に入って、此処迄料理を頑張って来たからだ。
犠牲にしてきたものは、計り知れない。
他にやりたいことがあっても、遊びたいときも料理に、私は時間を使ってきた。
料理の勉強。
料理の練習。
店の成功のさせ方。
何処に店を持つか。
何を看板メニューにするのか。
友達の中に声優になった子がいるが、その子が、よくこの店に声優仲間を連れてくる事があった。未だ売れてなかった頃、その友達は私より一足早く有名になっていて、僕の助けに成ってくれたものだ。
SNSで呼びかけてくれて、だんだんと知名度が上がってきた時には、もうだいぶ来ていた。
自分の料理が認められ始めたのだ。
多くのシェフも太鼓判を押すようになって、この店は大変な騒ぎになったものだった。
秋川 七海 有名な女性声優の名前だ。
私の友人で、困っていた時に、こうして友達のよしみで宣伝してくれた。
「美香子の料理は冗談抜きで旨いから、繁盛して無いのはおかしい。」
層言って、行きつけの店だといって、余り使わない、好きでもないインターネットまで使って、宣伝してくれた時は、友達の少ない私でも感動してしまった。
七海も、大変なのだ。
有名だと、危ない事もあるからだ。
「みかちゃんの愉快なレストラントは、私の狙っていたとうり、有名になった。小さい頃から美香ちゃんには何かあると思ってたんだああああ。良かったよおおお。美香ちゃんの力になれてえええ。」
七海はいっていた。
テレビでよく見る七海と、また違ったこういった七海は、何処か面白かった。幼馴染っていいなと思った。
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