431日目 小話集「足を鍛えるにはてるてる坊主から」「武士道リクエスト」ほか

 こんにちは、レンズマンです。

 なんだか日記を書きたい気分になってきましたが、ネタがいまいちなので小ネタ集で行きます。

 今日もどうぞよろしくお願いします。


・足を鍛えるにはてるてる坊主から

 一昨日、腕が痛くなったので作業を休んでランニングをした。衰えた肉体を直視することになり、とても辛い思いをしたが、良い景色が見れてとても満足していた。

 ところが。その翌日、どうも足が痛くなってきた。足と言っても腿や脹脛といった脚ではなく、地面を踏みしめるまさに足の部分。その表、足の甲と呼ばれる部分だ。ここがしんどい。

 もしかして、これは筋肉痛なのだろうか。だとしたら、翌日に跳ね返ってくるのは年寄りっぽくて嫌だ。現実に起こってしまったのだから仕方ないが……。ちょっと走っただけでこれでは、来年から働き出したら仕事するだけで骨折とかしてしまうんじゃなかろうか。

 不安になってきたので、今日から歩いたり走ったりする習慣をつけたいと思う。手始めに、今日は駅近くに用事があるのでそこまで歩いて行こうかな。当たり前のことでは?と思われるかもしれないが、我が家は駅まで遠く、歩いて30分以上の距離がある。普段は両親の車を当てにして送ってもらうか、バスに乗って向かう距離だ。だが、ケチな僕は知っている。歩けばタダ、と。貧乏暇なし、鍛える時間すら惜しいなら、状況を有効に活用するしかない。

 ……と、思っていたが。今日はあいにくの天気で、ひょっとしたら雨が降りそうだ。無理せず、父を頼ることにした。今日も明日も予定がある。無職だからといって、望んで体調を崩したくはない。

 明日こそ歩きたいと思っているが、冬はどうも気候が安定しない。てるてる坊主でも作ればいいのだろうか?

 足を鍛えるには、まずはてるてる坊主から。……そんなジンクス、聞いたことないな。


 ・誤字は愛嬌?

 恥ずかしながら、僕は誤字が多い。

 学生の頃、僕はWordの検定を受けたことがある。実際の文書作成はともかく、タイピング速度を競う試験はいつも既定の文字数を余裕で超えていた。が、誤字の量がすさまじく、相当な減点をしてしまった覚えがある。

 早打ちに限らず、この日記のように読み直して誤字探しをするのも苦手だ。元々思い込みが激しい性格であり、文字の羅列から言葉の意味を誤認し、それを疑うことができない。

 しかも、口語で文章を打つと、正しくない変換が起きやすい。「~とかしてみようか」なんて言い回しは、「~と化して見ようか」なんて変換をされる。が、僕は変化の術を使いたいわけじゃないし、見たいわけではない。ので、疑わない。疑ってないのでこんな所に誤字があると思わず、見返しても見逃してしまうのだ。なまじ読めてしまうのが、よけいに見逃してしまう。

 この間、友達のカノンさんともやい君と通話をしていた時に、唐突に僕の日記の誤字の話になった。

もやい君「レンズマン、誤字あるなぁ」

「あるの!?」

 唐突な処刑宣告を受け、通話越しに目ン玉が飛び出た。もやいくんは会話の流れを無視してこういうことを言うので、まことに恐ろしい男である。

カノンさん「これも愛嬌だよ」

「キモ過ぎる!」

 フォローになっっていない。僕は血を吐いた。カノンさんは良い人に違いないが、ちょっと個性的なところがあり、レンズマンの心臓を優しくえぐる。

 慌てて日記を読み直したが、結局誤字は見つけられなかった。代わりに文章のキモさを再認識し、書き直すのである。

 誤字は嫌だ。だが、見直してばかりもいられない。僕にとって日記を公開することは、どこまで誤字を受け入れるのかを試されているのかもしれない。

 恥を晒すとはこういうことか。既に起こった恥を赤裸々に綴るものかと思っていたが、恥を晒すために恥を重ねている。なんか、思ってたのと違う……。


・武士道リクエスト「人生ゲーム興味あります?」

 友人の武士道はネタの宝庫である。しかも、それを恥ずかしがるのではなく、日記のネタにされるのを喜んでいる奇人である。

 そんな武士道から、日記のネタ提供があった。無職で家に引きこもっている僕にしてみれば、日記のネタには常に困っている。どんなネタでも提供してもらえるなら有難い。

 今回は、少し前の二人のやり取りを日記にしてみたらという提案だった。


 以下、実際のやり取り。


武士道「switchで出た人生ゲーム興味あります?」

レンズマン「ありません」 


~終~ 


 二行だが?

 舐めてんのか?もう話し広がらないが?

 一応補足する。武士道は常に人と遊ぶゲームに飢えていて、特にボードゲーム、パーティゲームは大好きだ。特にマリオパーティが好きで、初代マリオパーティにハマっていた幼少期は延々とCPUと対戦していたらしい。人と遊んで無いじゃん。まあ、別に自由にしたらいいと思うが、なんとなく、人の迷惑を特に考えない図太い性格に育ったのは、文句を言わないCPUとばかり遊んでいたせいなのではないか、と思った。

 一方僕もパーティゲームは好きなジャンルだ。だが、ミニゲームは必須である。以前、「桃鉄」が友達グループで流行ってオンラインで遊んだ際、途中から眠くなって仕方なかった。長いプレイ時間に耐え切れず、ゲームが終わる前に正直に「飽きた!」と宣言してゲームを抜けさせてもらった。こともある。

 別に、人生ゲームが悪いと言うことではない。子供の頃はよく遊んだ。だが、オンラインで友達と、お金を出して購入してまでやりたいかと言われると、全然買いたくない。というわけで、僕は正直に興味がないことを伝えることになった。


 だから、なんだ。こんなものが日記のネタになると思っているのか。人の日記を何だと思っているのか?

 そう思って実際文字に起こしたら、意外と埋まってしまった。ひょっとして、僕は日記の才能があるのかもしれない。もしくは、武士道が俺の才能を引き出したのか?癪だが、日記に関してはネタの宝庫であるのは間違いない。これからも武士道にはお世話になる事だろう。そう思えば、全然興味のないゲームを押し付けられることも、ちょっとは我慢できる気がする。



 ……はい。今回は以上です。

 自分で行動を起こすのは難しいけれど、人と関わっていれば自然とイベントが起こる。この日記は、応援してくれる皆様のおかげで出来ています。ネタ的な意味で。どうぞ、これからもよろしくお願いします。 

 では、今日はこの辺で。お疲れさまでした。

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