425日目 喫茶店取材日記 「質」と「許可」
こんばんは、レンズマンです。
取材のために喫茶店に行きました。
僕は喫茶店が好きで、TRPGを始めてからは作業するために一人で通うことも増えました。意志薄弱人間にとって、喫茶店は作業空間として素晴らしい。具体的には、パソコンもゲーム機もないのが良いです。勝手にお世話になっています。
そんなわけで、先日参加していた文章編集講座の卒業制作記事の題材を「喫茶店」にすることにしました。
文章は割と余裕をもって形にできました。さて、提出しようかなと思った時。写真の「質」と「許可」で躓きました。
僕は外食時に写真を撮るのが趣味で、SNSにアップしたりしています。せっかく撮りためた写真があるんだし、今回の記事にはその写真を使おうと思っていました。
でも、いざとなると色んな事が気になってくる。「被写体が近すぎる」「同行した友達の顔や指が入っている」「そもそもお店の外観がない」「街の喫茶店の話がしたいのに、ほとんどが同じお店の写真を使っている」など、パターンの偏りも気になります。
このままでは良い記事が書けないと思い立ち、新しい写真を撮りに出かけました。勇気を出して新しいお店に飛び込んだり、今まで取らなかった外観写真も取れて楽しかった。その場で作業も進んだし、やっぱり喫茶店っていいものですよね。
ところで。そもそもこの写真は使っていい物なのでしょうか。講座内で先生に見せるだけならまだしも、最終的にホームページで公開されるらしい。もしかして、許可が必要なのでは!?
本文を書いていた時は気にも留めていませんでしたが、これが結構大きな壁です。何故って?そりゃ、コミュ障だからですよ。僕は人に話しかけられれば応答できるけど、自分から話しかけるのは大の苦手なんです。きっかけを作るのは無理なんです!
な、なんて声をかけたらいいんだ。直接顔を見合わせて「あの、んふ、すみません。写真使ってもいいスか?」なんて言い出したら、多分何にも伝わらない。イメージトレーニングは必須です。先に言うべき内容をメモ書きして、実際に口に出しました。
今回難しかったのが、自分の所属が無いことです。「株式会社なになに」とか「週刊なんとかかんとか」、大義名分に繋がる所属がない。大見得切って「フリーライター」とか名乗ってみても、まあバレはしないでしょうが、僕にそんな大言壮語を言う度胸はありません。こうなりゃ直球勝負、本名で行きました。あちこちの喫茶店に出没する怪しい取材男。本名バレ。指名手配とかされたら一発です。
許可の殆んどは電話で取りました。二度三度喫茶店に行くとお金もかかってしまいますし、何より対面で申し出るのが恥ずかしかったんです。それに、直接お声がけをしても、捕まえた店員さんがどのような立場なのかわかりにくいと思いました。電話なら誰が電話に出ても取り次いでくれるんじゃないかなと期待して、写真を使いたい喫茶店に順番に電話をかけていました。
き、緊張した~。どのお店も快く許可をくれました。おおらかで寛大な対応に感謝です。絶対良い記事にするぞ!と意気込んで、今日、記事を完成・提出させてきました。面白い物が書けただろうか。誤字とか、つまらないミスは無かろうか。というか、最初に書きあげたのは半月以上も前なのに、結局ギリギリになったじゃないか。計画性の無さに泣けてきます。
でも、泣こうが喚こうが、もう提出したのです。これでいったん終わり。切り替えて昨夜はこの日記を書くことにしました。しんどかったり頑張ったことを記録に残すのも、日記の意義だと思うんです。いつか読み返したら、あの時頑張ったことを思い出して奮起したり……いや、過去の文体が気持ち悪くて吐くんだろうな。この日記読み返すたびにそうだったわ。
というわけで、いつかげぼ吐くために今日も日記を書いたのでした。いや、記事を書くために色々頑張った話だ。間違えた。ちゃんとした記事を書くのって大変ですね。でも、書き概があって楽しかったです。
では、今日はこの辺で。お疲れさまでした。
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