300日目 もう辞めて良い?
こんにちは、レンズマンです。
先日、またしてもエメライガーが落選しました。
しかも、ご丁寧に封筒で投函されたんです。この対応は初めて。このカクヨムや他の小説投稿サイトと違い、文書ファイルで投稿する賞です。十万字も書かせたくせに目にもかからなかった有象無象にはなんの通知もされないのが普通だと思っていたので、ぼくには特別丁寧な対応に見えました。
通知書には落選を知らせる文章が丁寧に綴られ、真ん中に大賞選考に進んだ作品名が並んでいます。どれも綺麗な題名で、恐らく青春物、又は推理物であろう作品が並んでいます。うん、「城壁のエメライガー」が差し込む余地はなかったかもしれません。タイトルって大事ですね。
……しかし。いい機会だったかもしれません。そろそろ無理を感じ始めていたんですよね。
アルバイトとは言え、働き始めたら体力が持たなくて。家に帰ったらもう横になってしまうし、頭なんか回りません。賞の詳細を伏せるために名前は書きませんが、大賞選考作品はどれも美しいタイトルです。きっと読めば面白いのだろう、文学的なセンスを感じます。僕は古い感性の人間で、センスがない癖にプライドがある人間なので自分のルールをなかなか変えることができずにいます。いつまでもこだわっていないで、新しいものにトライするべきなのかもしれない。しかし、踏み出すのが怖くて……。でもでも、停滞しても意味がない。いっそ辞めてしまうべきか。
悩んだ結果、僕は辞める事にしました。グダグダ悩むだけ無駄なのです。人生は有限です。一分一秒も無駄にはできない。こんなことで頭を悩ませるくらいなら、スパッと決断したほうが僕自身のためなのです。応援してくれた皆様、すみません。レンズマンは限界です。ぼくには才能が有りませんでした。
……何を辞めるのかって?
タイトルに決まってるでしょう! この眼鏡拭きのサブタイ、「らしいですよ」を辞めるんです!!!!!!
ちょっと、話を聞いていましたか? 僕ずっとタイトルの話してますよね。なんスか、この「~~~~らしいですよ」ってサブタイ! 始めて一週間くらいで「ひょっとして、縛り強くね?」「ていうか、寒くね?」って気付いたのに、やり始めた事だから辞めちゃいけないような気がして。ず~~~~っとだらだらと続けてきました。でも、もう辞めます。だっておもんないもん!!
なんや、なんか一歩引いた感じの所から囁く感じの。誰に噂してんの? そもそも俺、噂話とか嫌いやし! 噂と陰口ってどう違うんですか? 俺、そんな陰険な奴やないんですけど! 武士道の話? あれは本人にも直接言えるからいいんですよ。
最近はそろそろタイトル付けにも慣れてきて、良いタイトルが浮かんだ! と思っても、この「らしいですよ」とかいうアホ縛りのせいでカッッッスみたいなサブタイに変更したりしてるんです。それで、目を引けなくて、誰も読まない。もうイヤーッ! このらしいですよ辞めます! 「らしいですよ」辞めるのに300日かかってしまった!!
というわけで、眼鏡拭きのサブタイ「らしいですよ」縛りはもう辞めます。居ないと思いますが、期待していた方には申し訳ない。いや、居ないか。自意識過剰で恥ずかしくなってきた。そもそも初回のタイトルは書き始めを宣伝っぽくするのに語り掛ける感じで始めただけで、もう今は普通に日記。日記なのに誰かに語り掛ける前提なのが、こう、気持ち悪い!! ああっ、自分への悪口ばかりが達者になっていく。自己肯定感がカスだから出来る芸当ですね。これがちょっとでも作品に生かせたらいいのに。
なに? 勝手に辞めたらいいって? そ、そうですよね。300回を記念して辞める感じにしようかな思いまして。え、この日記300回目なの? 頑張ったな、俺……。
ちなみにですが、わざわざ郵送で落選通知をくれた親切な出版社さんに講評を依頼してみました。どんな風にボコクソにされるか楽しみです。
今日の日記、レンズマンが創作辞める話だと思いましたか? それとも、日記を辞める話だと思った? 失礼ながら、だとしたら「しめしめ」です。ちょっと狙いました。僕は死ぬまで書くの辞めませんよ。どうせ妄想するしか能がないのです。一次創作じゃなくても二次創作でも何でも話は考え続けます。
日記で読者を騙すような真似をするな? ご、ごめんなさい。
では、今日はこの辺で。お疲れさまでした。
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