第2話

 

 私は急いで家に帰って、その木の箱の紐をほどいて蓋を開けていた。

中には紙切れが入っていて(紙に願い事を書くと願い事が叶う。けれど人に見られてはいけない)と書いてあった。

私は(そんなバカな事が?)と笑っていたが、やはり気になってカバンからメモ帳を取り出して

(クラスの人気者になれますように)とメモ帳に書いてメモ帳を折り畳んで、その木の箱に入れて蓋をして紐を結んで机の引き出しに閉まって鍵をかけた。


 次の日学校に行くと白石花ちゃんが私に「おはよう木谷さん、こっちに来なよ」と声をかけてきた。

白石花ちゃんはクラスでも人気物の明るくて可愛くて女子にも男子にもモテはやされている茶髪のロングウェーブの髪型が似合う目が大きくて中々の美少女だ。

それに比べて私は黒髪でロングヘアーを後ろに1つにゴムで結んでいて眼鏡をかけていて地味な顔立ちだ。

学校では、ほとんど1人で中々馴染めないでいた。

だから何で花ちゃんが私に声をかけて来るなんて正直驚いていた。

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