五章 晩夏、おわる

 彼女からのメールを、僕は無視し続けた。

 未読のメールだけがボックスを圧迫している。

 読むのが怖かった。

 電話にも出られなかった。

 怖かったから。

 なのに、何故か彼女に会いたいと思った。

 彼女に慰めて欲しいと思った。

 自分でも、おかしいのは分かってる。


 彼女の歌声が頭に響いた。

 怒っていた。

 僕の中の彼女は怒りを顕にして歌っていた。

 僕を責めるように。

 彼女はそんな事しないと、そう分かっているのに、会うのが怖くて、話すのが怖くて。

 彼女は、歌っていた。


 謝りたい。

 心の底からそう思った。

 それでも手は動かなかった。

 胸が苦しくて、訳も分からず涙が流れた。

 まるで心臓を直接握られているような、そんな感覚。

 いつもは救ってくれる音楽も、この時ばかりはむしろその痛みを大きくするだけで何の慰めにもならなかった。

 薬を飲んでも、吐き出してしまうくらいに飲んでも、飲んでも、その痛みは治まらなかった。

 医者にいく気力もなかった。

 彼女に一言ごめんと言えればどんなに良いだろうかと何度も考えた。

 拒絶されるのが怖くて、出来なかった。


 頼りになるものなんてなかったから、ずっとネットに頼った。

 彼女が作って、彼女が運営してるTwitterのアカウントに、何度かそういった類の投稿をしようかとも思った。

 もちろん、そんなことしたら彼女にもバレるし、意味の無いことだと途中で思いとどまった。

 ネットで聞いてみてり、調べてみたり。

 色々した結果、検索エンジンは1つの答えを出してきた。


「自殺を考えていますか? まずは誰かに話してみてください」


 電話番号と共に添えられたその言葉で、僕はなるほどと感心した。

 自殺なんて、今まで生きてきた中で考えたこともなかった。

 そうか。普通の人は辛い時、自殺なんてことを考えるのか。

 でも別に、死にたいわけじゃない。

 僕はそのメッセージを鼻で笑って、ブラウザバックをした。

 しかし……、誰かに相談か、明朝体で書かれた言葉が頭に残る。

 少しだけ考えてすぐに気が付いた。

 僕が相談できる人間なんて、彼女くらいしかいない。


 何を考えていても、頭の片隅には必ず彼女の影があった。

 彼女は、僕のすべてだった。

 僕が見る世界は彼女が彩っていた。

 家族や恋人はいないけれど、友達がいないわけじゃない。

 でも彼女はそいつらとは違った。

 言葉にしろと言われると難しいけれど、彼女は他のみんなとは違った。

 彼女を失うくらいなら、すべてを失ってもいいと、気が付いたらそんなことすら考えていた。

 僕の人生は空っぽだ。

 何が正しくて、何が間違っているかもよく分からずに、今思えば僕はずっと流されるまま適当に生きてきたのだ。

 だけど、今ならわかる。

 彼女こそが、正しい。

 彼女以外のすべてが間違いでも構わないと思った。

 たとえその中に僕自身が含まれていても。


 恋とはまた別だった。

 少なくとも、僕が今まで経験してきた愛情とは、まったくの別物だった。

 何が違うかは分からない。

 感じたことがなかったから。

 机の上に置かれていたスマホを手に取った。

 電話帳を開いて、彼女の番号を探す。

 見つけて、発信ボタンを押そうとして、やめた。

 彼女の声を聞くのが怖かった。

 ここまで来ておいて何を日和っているんだと、自分が嫌になった。

 それでも発信ボタンを押す勇気は出てこなくて、結局スマホの電源を落としたのだった。

 白く綺麗な壁を見つめて、何かを思い浮かべて、それから立ち上がった。

 クーラーのリモコンを手に取って、電気代のことが頭に浮かんだ。

 小さくため息をつきながらリモコンを置き、窓を開けて足で扇風機の電源を入れる。

 パソコンの前に座って、動くのをやめると余計に暑い気がした。

 馬鹿にしているのかと叫びたくなるような暑さだった。

 太陽は落ちかけている。

 彼は今、僕じゃない誰かに新しい日の訪れを告げようとしている。

 パソコンを起動して、メールアプリにカーソルを合わせる。

 途端にまた恐怖が訪れた。

 心臓がバクバクとうるさい。

 痛い。苦しい。やめたい。

 それでも彼女に、伝えたかった。

 謝りたかった。


 何度も大きく深呼吸をして、もう進むしかこの苦しみから逃れることはできないのだと察した。

 それから、静かにメールを開いた。

 直接新規メールを開いたから、彼女からのメールは目に入らなかった。

 僕からメールをする前に、読んだ方が良かったかもしれない。

 それでも僕の決心が揺らいでしまいそうな気がして、読まないように、読めないように、無意識的に避けた。

 社会人とは思えない乱雑なメールに、僕はただ思いを書きつづけた。

 途中から整理がつかなくなって箇条書きのようになった。

 ただひたすらに謝った。

 君がいないと、音楽なんて書けないと。

 死ぬ間際の人間なのかと思われるほどには熱烈に。

 かつてないほどに筆は乗った。

 書くのが楽しかった。

 キーボードの音が、心地よかった。

 心のどこかではこれで彼女との関係が戻ればどれだけいいかなんて考えていたけど、やはりこんなことで許してもらおうなんておこがましいことだ。

 それでも、彼女に知って欲しかった。

 僕の気持ちを。

 僕の、想いを。

 彼女がいないと、僕は生きていけないから。

 彼女がいないと、僕は音楽を書けないから。

 だから、ごめん。

 そして、ありがとう。


 書き終わって、読み直すこともせずに送信ボタンを押した。

 勝手な話だけど、僕は彼女に対する謝罪のメールをして、少しだけ心が晴れたような気がした。

 僕は謝罪なんてものは所詮自己満足にすぎないと思っている。

 それでも謝りたかったから、まぁ、仕方ない。

 メールを送信して、しばらくは心臓がうるさかった。

 それも段々と治まってきて、それから僕は目的もなくただ何となく外へと足を踏み出した。

 目的地はない。

 何も考えていなかったから、格好も部屋着にサンダル、それから持ち物はスマホだけという何とも情けない状況であった。

 財布も持っていなかったから、歩きながら少し不安だった。

 外に出るだけで汗が吹き出してくる。

 まるでサウナの中にいるようだった。

 少し歩いて、電車に揺られて、気づいた時には店の雰囲気には似ても似つかないこの格好のまま、僕は1人カフェでアイスコーヒーを飲んでいた。

 見慣れた店内、見慣れた店員、窓からの景色も、いつもと変わらなかった。

 ただ違うのは、僕だけ。

 僕だけが、違った。

 

 ひぐらしの泣く声が聞こえる。

 この都会のど真ん中で、彼は泣いていた。

 いるかも分からない雌を求めて、見えもしない未来に望みを込めて、彼は泣いていた。

 叫ぶように、揺れる感情を乗せて。

 僕はイヤホンを着けた。

 音楽が流れて、声は僕の耳にも届かなくなった。

 僕は、ピアノを弾いていた。

 頭にこびりついた譜面をなぞる。

 すぐそばには彼女の姿が見えた。

 正面から当てられた強い光が彼女をかたどって、まるで輝いているようだった。

 彼女の歌声が僕の世界を染めていくのが分かる。

 空っぽな僕を、満たすのが分かる。

 大勢の前で歌う彼女は、とても楽しそうだった。

 さっきまで、楽屋でつまらなそうにしていた彼女とは全く違った。

 彼女とはもはや事務的な連絡しかせず、練習の時もただ重たい空気が流れていたのを思い出す。

 胸が苦しかった。

 彼女は歌いながら笑っていた。

 あの日から二度と僕に見せることの無くなった笑顔を、浮かべていた。

 僕は、ピアノを弾いていた。

 鍵盤に雫が落ちた。

 不協和音が、心を乱した。

 僕の人生は、音楽で満たされていた。

 空っぽだった頃とはもう違った。

 でもその満たされた心にはまだ、大きく1つだけ、穴が空いたままだった。


 君の声がどこからか聞こえた。

 音楽に紛れて君の声が。

 よく聞き取れない。

 どこにいるの?

 さく。

 どこに……。

「…………な。……なな。なな。」

 声がする方を見上げた。

 笑っていた。

 どこか安心したような顔で。

 でもどこか、心の揺らぎを押し殺したような顔で。

「お母さ…………」

 伸ばした手は虚しく空を切った。

 沈みゆく心のままに、手を引っ込めようとした。

 落ちる腕をすくい上げるように、何かが僕を掴んだ。

「なな。やっぱりここにいた」

 彼女の声が、僕の脳内に響いた。

 脳の処理が追いつかなかった。

 ただ呆然と、彼女の顔を見上げていた。


「まーた自分の世界入ってたの?」

 僕を見て、彼女は微笑んだ。

 涙が止まらなかった。

 どうして。

 なんで。

 僕は混乱したまま、それでも彼女に何かを伝えたくて口を開いた。

「ごめ……」

「ごめんなさいは、無しだよ」

 僕の言葉を遮るように、彼女は言った。その目は、優しかった。

「……でも、僕は……、僕は…………っ!」

「私は、ななの曲が好き。大好き」

 思ってもいなかった彼女の言葉に、僕の混乱した頭は一気に真っ白になった。

「な、に言って…………」

「ななは……、自分の曲が好きじゃないかもしれない。私には分からないけど…………。でもね、ななの曲好きな人は、沢山いるんだよ。もちろんっ、私が1番だけどね!」

 僕の手を握ったまま、彼女は笑っていた。

 自然と、言葉が口をついて出た。

「僕の曲は、空っぽだ……。上っ面だけ取り繕った、どうしようもない、中身のない曲だ…………。でも、君が、さくが、満たしてくれるから……。僕は…………、僕の曲が……………………、僕たちの音楽が……、好きだ」


 言葉にしてから、気がついた。

 僕は、自分の曲を好きになっていた。

 彼女が、好きにさせてくれた。

 彼女のおかげで、初めて自分の音楽を、心の底から愛することができた。

「うん。好き、なんだよね。知ってるよ。ななが自分でそう言ってくれるの、待ってた。だから、帰ろう。一緒に、帰ろ。ね」

 彼女の後ろで、店員が困ったように笑っていた。

 その様子を見てすぐに現実に引き戻された気がした。

「ごめん、さく。ありがとう。…………帰ろっか」

 言葉にはしづらいけれど、何かが晴れた感じがして、それが酷く心地よかった。

 店員に謝罪をして、自分の格好を恥じて、彼女に頭を下げて借金をして、惨めだった。

 惨めだったのに、彼女がいたから、僕はそれを笑って思い出にできた。

 家に帰ったらまず、とっくに門限が過ぎた彼女に借金を返さなきゃいけない。

 彼女が冗談交じりに「利子は1分で1割ね!」と言うから、僕は慌てた振りをしながら家に向かって走った。

 彼女と僕の笑い声はどこまでも広がる空をかけた。

 彼女が、僕が作った唯一の応援ソングを口ずさみ始めた。

 一瞬戸惑ったけど、僕はすぐ彼女に合わせて歌った。

 

 それから、彼女と僕の、歌声が、音楽が、想いが、人生が、果てしない空に、響いた。


 力ない蝉の声が、窓の外から聞こえた。

 ニュースキャスター曰く、今年の夏はやけに暑いし長いらしい。

 暦で言えばもう涼しくても良いはずなのに、蝉はしぶとかった。

 気づいた頃には夏休みが終わっていた。

 お盆には、彼女が一緒に墓参りをしてくれたのを覚えている。

 彼女は僕よりも長く、真剣な顔で手を合わせていた。

 何か、積もる話でもあったのだろうか。

 時々笑ったり、少しだけ悲しそうな顔をしたり、ころころと変わる彼女の表情が少しおかしかった。

 最後に、彼女は墓石を見つめながら申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

 なぜかは、分からない。

 聞くのが怖かった。

 だから2人には「また来るね」とだけ伝えて、僕達は墓を後にした。


 昨日は音楽制作を少しだけ休んで掃除をしたから、部屋は綺麗だった。

 このままずっと何をしてなくても綺麗ならいいのにと、馬鹿なことを考えて、くしゃみをひとつ。

 ヘッドホンを外し、モニターに映されたDAWソフトを眺めながら呟いた。

「お腹空いた……」

 返事はなかった。

 当たり前だ、一人暮らしなのだから。

 作りかけの曲を鼻歌で歌いながら、僕は立ち上がって、冷蔵庫を開いた。

 案の定、何も無かった。

 まぁ……、分かっていたが。

 スマホでメールを開き、彼女からの返信が無いことを確認する。

 ここ数日、彼女と連絡が取れていない。

 それ自体は、別にそこまで気にすることでもなかった。

 彼女のご両親は厳しいから、頻繁に連絡ができるわけもなく、ましてや彼女は学生だ。

 学生の本分は勉強。

 こんなおっさんと仲良くやっている暇なんて、本来ないはず。

 だから僕は別に気に止めていなかった。

 ただ早く彼女に新曲を聴いてもらいたいと、それぐらいしか考えていなかった。


 電話が鳴った。

 その瞬間、背中を嫌な汗が伝った。

 わざわざ着信音を変えていたから、音を聞いただけで発信者が誰かは分かった。

 鼓動が早くなる。

 胸が苦しい。

 息が詰まるようだった。

 あの“狭い部屋”がすぐに思い浮かんだ。

 嫌だ。

 戻りたくない。

 あそこだけは、行きたくない。

 ごめんなさい。

 もうしないから。もう彼女には近づかないから。


 少しして、電話は鳴りやんだ。

 もう一度かかってくるかと思ったけど、その後同じ着信音が鳴ることはなかった。

 その日だけじゃない。1週間経っても、1ヶ月経っても、あの着信音が鳴ることはなかった。

 安心するべきだったのだろうか。

 だが僕は何も思わなかった。

 電話が鳴りやんですぐにはもう、僕の頭の中に彼らのことはなかった。

 音楽と、彼女で満たされていた。


 太陽が一度沈んで、再び昇ってきたとき、僕はとうとう耐え切れなくなって彼女にもう一度だけメールをした。

 冷静になって考えれば、前日に自分でも確認した通り彼女にも事情があるわけだし、彼女への迷惑を考えればするべきじゃない。

 でもその時の僕は、どうしようもなく溢れ出す高揚感の矛先をどこに向ければいいか分からなかった。

 だから考えることを早々に諦めて、一番身近で、一番僕を満たしてくれる彼女に向けた。

 彼女が褒めてくれれば、それだけでよかった。

 顔も知らない人たちからのどんな言葉よりも、彼女の笑顔がすべてだったから。

 迷惑も考えずにメールを何通か送って、それから何となく、テレビのリモコンを手に取った。

 見慣れたニュースキャスターが、感情の読み取れない声で原稿をなぞっていた。

 

『えー、昨日午前、東京都のビル街で17歳の女子高生が死亡しているのが見つかりました。警察は、飛び降り自殺と見て、捜査を進めています。…………昨日午前10時過ぎ―――』


 男の声が、頭に響いた。

 なぜか、聞き入ってしまった。

 見慣れた風景が、テレビに映し出される。


『調べによりますと、死亡した女性は日ごろからいじめを受けており、遺書などは残されておらず、警察は学校でのトラブルが原因ではないかと見て捜査を続けています―――』


 画面には、制服姿の少女が写っていた。

 顔にはモザイクがかけられていて、名前も伏せられていた。


 ニュースキャスターの声が段々と遠ざかっていく。

 気が付いたら、僕は、泣いていた。

 頭が追いついていなかった。

 リモコンが床に落ちて、電池が飛び出た。

 世界から、音が消えた。

 視界から色が消えて、僕を待っていたのは白黒の無機質な景色だった。

 自分が泣いている理由が分からなかった。

 声も出さずに、ただ涙が頬を伝う。


 制服には、見覚えがあった。

 胸の辺りまであるツインテールにも、見覚えがあった。

 あの冬の日から、1度たりとも忘れたことは無かった。

 ようやく思考が追いついて、タガが外れたように声が漏れた。

 自分の叫び声すら、聞こえなかった。

 無音の世界が、僕を襲った。


 心が跡形もなく砕ける音が、静かな世界で嫌に響いた。


 硬い床に押し付けられた体の痛みで、僕は目を覚ました。

 顔、特に目の周りに違和感を覚えて、ムクリと立ち上がり顔を洗った。

 鏡の中の自分と目が合う。

 何を思ったのかなんてもう忘れてしまったが、その時僕は向こう側の彼に向かって笑いかけてみた。

 彼は目の周りを赤く腫らしたまま、ただ無表情でその場に立っていた。

 僕はそんな彼を鼻で笑って、それからいつものように仕事に出かけたのだった。


 起きて、着替えて、会社へ行って、仕事をして、家に帰ってきて、死んだように眠る、そんな日が3回程続いた。

 いつも肌身離さず持っていたイヤホンは、数日前からコンセントに繋がれたままだった。

 音楽のない世界で、僕は今日も生きている。

 歩くべき道も、生き方の答えも、失ってしまった。

 元に戻っただけのはずなのに。

 音にならない叫び声が空っぽな心に反響した。


 チャイムが鳴った。

 誰か来たらしい。

 何か通販で買ったっけ。

 忘れてるだけかもしれない。

 僕は返事もせずにオートロックを開け、ベッドに座って玄関前まで来るのを待った。

 もう一度チャイムが鳴る。

 適当に、やる気のない返事をして、ドアを開けた。

 直ぐに受け入れたことを後悔した。

 冷静に考えれば受け入れることしかできないし、抵抗は無駄なのに。

「突然の訪問、失礼します。こういった者ですが……」


 その声で、あの狭く寂しい部屋が頭に思い浮かんだ。

 胸の苦しみを何とか抑え込んで、僕は無理やり喉から声を押し出した。

「な、ん……、でしょう、か…………」

「あのね、この前起きた女子高生飛び降り自殺の事故の話なんだけど。知ってるよね」

 こちらが応答した瞬間、途端に距離を詰めてくる。

 僕はそんなこいつらが苦手だった。

 今回もいつもと同じように、憎たらしい言葉遣いで彼は話した。

 

「亡くなった女子高生、17歳の今田桜さんって子なんだけど。君に話を聞きたいなと思って」


五章 晩夏、おわる 終

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