1からのやり直し

新しい人間関係としてやっていこう!と決めた次の日の朝


「いや〜まさか全て俺の勘違いだったとはな〜」


と1人で呟いていた


なんか実感がない。


ああ。ちなみに昨日は周りに問い詰められて地獄を見ました。


そして全力で誤魔化した。夏帆の方も誤魔化せたらしい。


それはさておき、今日どんな風に夏帆と接すればいいかという問題が発生した。


今まで、俺は女子との関係を何一つとして持たなかった。


夏帆が高校生になって友達になる女子第一号になるかもしれないのだ。


茶髪美少女が女友達第一号とか夢のようだが、それが問題だ。


話してる時は意識していなかったけど、冷静になって見ると滅茶苦茶可愛いよ?


しかも、俺は女子に対する免疫がないんだぞ!?絶対、緊張して話せなくなる。


いきなり、普通に話すのは無理だから取り敢えず、おはようの挨拶くらいはしてみるか。


これくらいはいけるだろう。いける? いけるか…?




学校


「ふうううぅ」


信じられなくらい緊張するんだが?


前みたいに、夏帆の方から話しかけられるかもしれないけど、今回は絶対に俺の方からいこ


う。じゃないと、男が廃る。


「ガラララララ」


あ、目が合った。どんだけ俺の事見てんだ?


「おはよう。姫島さん」


「おはよう!司くん!」


さっきまで死んだ目してたのに、俺が挨拶しに行ったらなんか瞳が息を吹き返したんだが。


しかも、可愛すぎる。なんか子犬みたいな感じだ。


「あ!あと、私の事は夏帆って呼んでね!」


一瞬で小悪魔になった。それに、視線も集まった。


するとクラスのリーダー格の1人、神崎 春秋


「嘘だ。何であんな奴が夏帆ちゃんと」


と言って近づいて来た。


「どうしたんだい?神崎くん?」


「俺の名前は神田だ!」


訂正、神崎じゃなくて神田だったらしい。


「どうして、お前みたいな陰キャが夏帆さんと仲良くしてるんだ!」


「どうしてと言われましても」


「お前は夏帆さんの隣に相応しくないんだよ!」


すごい正論飛んできた気がするけど。


「相応しくないか。俺もそれは思っている。神田君なら相応しいと?」


「そうだ。そう思ってるなら夏帆さんと馴れ馴れしく会話するな!」


神田の取り巻きも「そうだそうだ〜」という視線を飛ばして来た。


「俺が夏帆の隣に相応しくなれば問題はないという事かな?」


「そういう問題じゃない」


「じゃあ、どういう問題かな?」


「チッ」


舌打ちして戻っていった。


夏帆が転校してた日から夏帆の事をジロジロ見てるなと思ったらそういう事だったのか。


神田は他校に肉体関係持ってる人がいる という噂を聞いたことある。


もしや、肉体関係を持つために夏帆に近づこうとしたのでは?


神田って今彼女持ちじゃなかったの?


なんか、2組の「諏訪 美玲」と付き合ってるって聞いた事あるけど。


これが本当だったら神田、諏訪って人にしばかれるかもしれないな。


神田本人は、夏帆とヤるために無駄な頑張りをしてるから気づいてないが。


神田の頭の中、性欲以外なにも入ってない説ない?


こいつ言うまでもないけど成績、滅茶滅茶悪いし。


隣のクラスに彼女いるのに、同じクラスの美少女と肉体関係結ぶために躍起になるし。


取り敢えず、夏帆に近づいて欲しくないので失言録音して、諏訪美玲とやらにしばいてもら


おうk


「私の隣に相応しくない?黙ってましたがもう限界です。司くんは貴方の思っているような


人間ではありません。それに私、他人のことを見た目だけで判断する人嫌いなんです。


だから、貴方は論外です。私の目の前で、私の大切な司くんを侮辱しましたし。」


また、思考に割り込んできたな。


神田のやつ絶句してるし。


そこから、さらに追い討ちをかける。


「このこと、貴方の彼女さんに報告させてもらいますね?」


「それだけはやめてくれ!美玲だけはっ!」


夏帆強っっっ!


一瞬で神田、追い詰められてるじゃん。


怒らせちゃダメな人怒らせたな。神田よ。


すると今度は夏帆が笑顔でこちらを向いて来たのだ。







あとがき


昨日も投稿出来なくてすいません。




































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