第63話 CRサンダーキング3000+明麗

 変更点 最後 読後感が台無しになるキャラが出てきます。

 前話と続けて20時間くらい断続的に書いたせいか物凄く頭の緩い話を書いてしまいました。予定になかったキャラ付け・展開を最後、筆の勢いで書いてしまってPVが3分の2くらいに減りました。




 CRサンダーキング3000。


 甘デジ。大当たり確立99分の1。1R1000発のST【サンダータイム】を刻んでいくのが主な勝ち筋。でかい一発よりも小当たりを重ねて勝ちに行くマイルドに遊べるタイプのパチンコ。だからと言って一撃性がない訳ではなく、プレミアフラグを引けば1R3000発の上位ST【ライジンタイム】に入り、数万発オーバーの出玉を容易に獲得できる爆発力も兼ね備えたパチンコ台だ。


 雷丈家が監修に携わっており、プレミアフラグを引くと何とサンダージョーの笑顔が大アップで液晶に表示される嬉しい演出がついてくる。「ぼぼぼぼぼ僕が神の子だァだァだァ――」というサンダージョー本人録り下ろしの大当たり肉声ボイスが数あるパチンコ台の中でも屈指の大音量で店中に轟くのだ。サンダージョーが開発現場で発揮した旺盛なサービス精神の賜物だ。雷丈家が開発したパチンコ台の中でもこの台だけはサンダージョーが完全監修したのだ。サンダージョーがプロデューサーを務めた唯一の作品。サンダージョーにとっては思い出深い台だった。


 総合的なスペックも甘デジにしては破格の甘さで、高性能かつ嬉しいプレミア演出つきの上位STまで搭載しており、試し打ちした人間からはもれなく名機と呼ばれた完成度の高さにも関わらず高い撤去率と低い実売数で雷丈家を悩ませた曰く付きの台だ。最終的にはスペックは殆どサンダーキング3000据え置きで演出キャラを水着の女の子に総入れ替えしただけの超手抜き台サンダーマリン1582という超大ヒット機との抱き合わせ販売で何とか捌き切った。台自体のポテンシャルは相応にあったのだ。何がとは言わないが致命的な欠点を公式が仕様として搭載していただけで。


 それ以降、サンダージョーは正人から雷丈家の副家業の一つであるはずがその収益率の高さが最近では本家業を追い抜き始めているパチンコ台開発の現場への立ち入りを固く禁じられ、サンダーキング3000はサンダージョーが開発に携わった唯一のパチンコ台となった。それゆえ、サンダーキング3000へのサンダージョーの思い入れはそれなりに深いものがあった。


 嫌なことがあったら釘など見もせずボーっと家の金を使ってプレミア演出見たさに一日中レバーを回し続ける程度には。


「……でねぇ」


 笑顔どころか前向きな感情の欠片すらない死んだ目でサンダージョーは力なくレバーを回し続ける。サンダージョーも設計を失敗したなと思っている爆雷王ナックルを模した役物で隠れて見えづらい台上部のデータカウンターに表示される回転数は2993。サンダージョーは99分の1の確率で当選するはずの大当たりにもう2993回連続で落選していた。


 ざっくりと確率計算すると0.001%以下の確率となる。パチンコ開発に携わったことのあるサンダージョーには簡単な確率計算なら一瞬で答えを弾き出せると言う特技があった。天性のものだった。サンダージョーは割と天才肌なのでやろうと思えば大体何でもできてしまうところがあった。その中でもパチンコ開発には特に天性の才能があった。全てが噛み合った。そんなサンダージョーが精魂込めて完全監修し最高の台を作ったという確信の下世に送り出した台。それがサンダーキング3000だ。しかしサンダーキング3000は死ぬ程評判が悪かった。


 正人は詳しく理由を離さないまま開発現場からサンダージョーを追い出したので正確な原因は分からないがおそらく頭上の爆雷王ナックルの役物のせいだろうとサンダージョーは思う。サンダージョーはイかしていると思うナックルの造形が一般的には際物の範疇に入ることをサンダージョーはよく理解していた。しかしそれでもナックルにこだわりたかったのだ。初めて作るパチンコ台だから1個人のこだわりが出過ぎた。ユーザーの気持ちを無視して感性の押し付けを行えば、それもこんな目立つ役物をデータカウンターの読み取りの邪魔になるところに配置すれば打たれるまでもなくユーザーからそっぽを向かれることは自明の理だった。


 打ちさえすれば最高の台だと分かってもらえると今でもサンダージョーは思っている。だがサンダージョーはサンダーキング3000が打たれているところを滅多に見たことがない。大体いつも一人で打っている。たまに打ってる人間を見かけるがサンダージョーが打ち始めてから数分~数十分程度で去ってしまう。それを見ると通常時の演出も間違っていたのかなとサンダージョーは思う。有名機種を類型分けして現行ユーザーの好みを割り出し特にプライドもなく人気機種の演出をパロったりしたのだがやはりそういう手練手管は嫌われるリスクもあると言うことだろう。


 それでもプレミア演出さえ、プレミア演出さえ見てもらえばサンダーキング3000に嵌まると言う絶対の自信がサンダージョーにはあった。事実、以前サンダージョーが見かけたプレミア演出を引き当てた客はあまりの感動に数秒間絶句した後、喜んでSTを消化していた。言葉を失うほどの感動とは中々生み出せない。やはり己が精魂込めて作り上げたプレミア演出は最高の出来栄えだったとあの客の反応を思い出す度今でもサンダージョーは笑顔が零れる。


 ただ、やはりプレミアはプレミア。滅多に見れないもの。それよりは通常演出にこそサンダージョーを押し出すべきだっただろう。開発者の一人にサンダージョーはその存在価値を思えばプレミア以外絶対ありえないと言われて押し切られてしまったが、もしもありえない次の機会があれば絶対通常時からサンダージョーをアピールしていこうとサンダージョーは思っている。代わりに爆雷王ナックルに役物と数字の7からプレミア演出に昇格してもらおうとも。あのビジュアルは人受けしなさ過ぎた。デザインセンスの欠如。それがサンダーキング3000の最大の失敗だ。


 ナックルのプレミア演出への昇格はナックルの供養にも丁度いいだろうなと、サンダージョーはふと思った。


「……ナックル、さま」


 ナックルは蘇生されなかった。クロノスが時の逆行による蘇生の対象から外したのだ。決闘後、ナックルのカードがどこにもないことに気づいたサンダージョーが半狂乱でマギサに詰め寄ると、簡易召喚で呼び出されたクロノスがこう言ったのだ。


「あいつにはもう改心する未来が残されていない。バエルと違って、あいつは芯から腐った。だから蘇生させなかった。生きててもこの世に害を齎すだけだからな。滅んだままにしといたのだよ」


 泣きながらナックルの助命を請うサンダージョーに「君は良い奴なのだな。だが駄目だ」と言ったところでマギサが簡易召喚を解いた。説明責任は果たしたと。そして「もう生命力が空だから召喚しろと言われても無理だ。24時間が経過したらもう蘇生できない。これから自分は寝るからあんたも帰れ」と言って本当に帰ってしまったのでもうどうしようもなかった。


 ナックルの魂ごとの喪失もまたサンダージョーが不貞腐れてパチンコを打っている理由の一つだった。


「……まったく、でねぇ」


 プレミア演出がではない。いや、それもだが、普通の当たりがだ。確率的に考えればあり得ないことだ。これまでで間違いなく最大の嵌まりだった。甘デジなのだ。99分の1なのだ。確率分母が319のミドルではないのだ。ありえないことなのだ。絶対にあってはならないことなのだ。


 絶対に合ってはならないことがラグナロク学園に入学してから続けて起こる。全てのケチの付き始めはやはり天之玄咲とかいう異様に目つきが悪く悪魔のように強い地獄のように恐ろしい男だ。サンダージョーはあの男に関わったことを心から後悔していた。


 あの男に数限りない暴虐を受けた。あの男の精霊からはそれに100倍するほどの暴虐を。そして学園長にはその精霊の暴虐を100分の20程度再体験させられた。地獄だった。それでも天性のメンタルの丈夫さを持つサンダージョーにはまだこうしてパチンコを打って現実逃避をするだけの余裕があった。


 しかしエクスキューショナーの他の隊員はそうではない。全員再起不能の心の傷を負った。中には即日自殺したものもいる。岩下若芽という隊員だ。サンダージョーは無理もないと思っていた。そして同時に、あんな暴虐を受けても平静を保っていられるのってこの世で僕だけじゃん? そんな風に自慢げにも思っていた。


 だから、サンダージョーが今こうして失意のドン底でパチンコを打っているのは、間接的には天之玄咲が原因だが、直接的には違う。


 ハンドルを回すサンダージョーの手に涙がほろり、一粒落ちた。


「うぅ、正人おじさまがあんなに僕のことを罵るなんて生まれて初めてだ。うぅ、ううぅっ……! うわぁあああああああああああああっ! ちょっと失敗した途端この様だ! 愛されてなんてなかった! やっぱり僕はあの糞婆の言う通り都合のいいように洗脳されていただけの人形(マリオネット)だったんだッ!!!」


 パチンコ台に両手を打ち付け泣き喚く。サンダージョーは雷丈正人に嫌われてしまったのだ。


 堕天使の確保に失敗したことを罵られた。エクスキューショーナーを壊滅させたことをなじられた。決闘で負けただけでなく恥まで晒したと殴られた。ゾディアック・サンダーを賭けるんじゃないと蹴られた。七霊王家(セブンスロード)の証たる家宝の爆雷王ナックルの喪失に至ってはADまで武装解放されてカード魔法で滅多打ちにされた。サンダージョーは天才かつ努力家でたゆまず己を鍛え上げてきたのでカード魔法自体は大して効かなかった。そりゃ痛かったが地獄のフルコースを味わったあとだと蚊に刺された程度の痛みにしか思えなかった。だが、心はズタボロにされた。


 極めつけは最後の言葉だった。


「なにが神の子だ! 私はお前をそんな風に思ったことなど一度もない! おだてて気分よく従わせてやろうと思って言っただけだ! この精神異常者が! 私の役に立たないお前などもう飼う価値はない! どこにでも行って神の子気取って痛い目で見られてキれて逮捕されて雷丈家抜きの自分の現実を思い知らされて最終的に雨の日に失意と絶望のどん底で汚水のたまったドブにでも落ちて死ねゴミが!


 気づいたら正人をタコ殴りにしていた。ADもカードも使わず滅多打ちにしていた。護衛兼執事のゴルド・ジョンソンが止めに入らなかったらそのまま殴り殺していたことだろう。我に変えったサンダージョーは無我夢中で殴った正人の原型をとどめぬほどに破壊された体を見て心底恐怖した。とんでもないことをしてしまった。どうせ回復魔法で治るとはいえ。正人に手を出してしまった。自分はもう終わりだ――!


 気づいたらサンダージョーはパチンコ屋にきていた。そしてサンダーキング3000をいつものように打っていた。自分がもっとも輝いていた時代の象徴。あの頃は全てが上手くいっていた。最近ではすっかり伸びなくなったレベルもあの頃は月1ペースで上がっていた。さきほど家庭崩壊した雷丈家の幹部としてエクスキューショナーの隊長を任せられるまでになった。アマルティアン狩りも調子よかった。魔獣狩りもじゃんじゃんやってた。そして最高のパチンコ台を作った。輝かしい日々の思い出がサンダーキング3000を見てると無限に思い出された。サンダージョーは泣きながらサンダーキング3000を打ち続けた。


 そしてとうとう2999回転まできた。当たりは引けなかった。


「3000。はは、サンダーキング3000の3000だ。なんだそういうことか。次の3000回転目でプレミア演出を引くってことか。はは、神の子なんだから引けるに決まってる。それが契機になってまた全てが上手くいき始めるはず。さぁ台よ祝福してくれ! 僕の前途を! プレミア演出で! ぼぼぼぼぼ僕が神の子だァだァだァ――」


 プレミア演出でも引いたのかと勘違いした客がサンダージョーの台を覗きにきて、打っている人物を見て即逃げ出した。そんな一幕にも気づかずサンダージョーは血走った目でパチンコを打ち続ける。入らない。入らない。入らない。入らない。入らない! もう100発以上も玉がへそに入――。


 入った。


 ボロン。ベベボン。


 そんなどうしようもない外れ音とともに767。画面に一人見切れながら映った3人のナックルが嘲笑するような笑みを浮かべてサンダージョーを小馬鹿にするように舌を出した。サンダージョーはブチ切れた。


「プレミア演出、こ――な――い――武装解放――マリアージュ・デュー――!」


 サンダージョーはADを展開した。


 青保留がなに1つドラマを起こさぬまま普通に外れた。


 サンダーキング3000の回転数が3000になった。


 どろどろになって1日中打つ中で今やサンダージョーの人生の分身たる分身と化したサンダーキング3000の数字がピークに達した。あるいはどん底に達した。


 もう落ちるだけ。あるいは底を抜けて沈むだけ。


 ならばもう何もかもどうでも良かった。


 ADにカードをインサートして、サンダージョーは。


「サンダー・ショック!」


 思い出を破壊した。




 赤い光と熱を背で受けて退店する。


 サンダージョーの心の中に生まれた地獄が乗り移ったかのように炎上するパチンコ店を出た矢先。


 いつか見た魔符警察2人がサンダージョーの前に立ちふさがった。いや、2人だけではない。200人以上の魔符警察がサンダージョーを包囲していた。サンダージョーは鼻で笑う。


「どけよ。屑どもが」


「お前には逮捕状が出ている。今すぐお縄について投降しろ」


「ああ。正人さまが俺に愛想を尽かしたのか。やれやれ。本当にこれっぽちも俺のことなんか愛していなかったんだな。ハハ。よく分かったよ」


「何言ってんだお前。雷丈正人が亜人売買の罪で逮捕されたから関係人物としてお前にも逮捕状が出たんだぞ」


 ――?


「えっ?」


「えっ、じゃない。雷丈正人が白状したんだ。お前も深く亜人売買に関わっていると。何人もの亜人を誘拐して殺してレベルを上げてきたと。へっ、やっぱりそういうからくりだったかこの鬼畜外道が。今日がお前の人生の終点だ。世界の嫌われ者がようやく地獄に落ちる時がきたなぁ」


「……嘘だ。正人さまはそんなことを言うなんて、僕は何もしていない。僕は無実だ! 僕は、僕は……!」


「ほら、聞けよこの音声」


 若い魔符警察が録音・リード・デバイスを起動した。


「ジョー坊も深く関わっている! あいつは実行部隊の一人だ! むしろ私よりいきいきと奴隷を捕まえ殺し犯していたくらいだ! わ、私は何度も止めたのに、くッ! 今思えば雷丈家が狂ったのは全てあいつのせいだった……! せめてあいつも地獄に落としてやらんと気が済まん」


「――」


 サンダージョーは。


 自分の精神が完膚なきまでに壊れる音を聞いた。


 サンダージョーはそれから先のことをよく覚えていない。


 ただ、殺して、殺して、殺して。


 ただ、傷ついて、傷ついて、傷ついて。


 目に映るもの全てを殺して、目に映るもの全てから逃げて、そして、その果てに――


「――あら」


 天使の翼が見えて、なんとなくその翼にすがりたくなって、無我夢中でマリアージュ・デューを振るって、その翼を神の子たる「僕のもの」にしようと毟り取ろうとして、ゾディアック・サンダーに次ぐ強カードのランク8キングス・サンダーを放とうとして、


「ダメじゃないですか。悪いことをしたらちゃんと捕まらなきゃ」


 そんな、声が、して――。

    

 


「キングス・サン「イージス・ソード」

  

    

   

    


 ――全ての抵抗がようやく断ち切られて――。




「――覚悟が、足りませんね」




 どこかほっとした気持ちで天使の笑みに見下ろされてサンダージョーは意識を失った。






「――天之明麗(あまのあきら)さま。協力ありがとうございます」


「いえ。府警への協力は市民の義務ですから」


 ラグナロク学園生徒会長天之明麗はたおやかに笑う。その笑みに魔符警察第一部隊隊長勝鬨ショウは恐れを抱かずにいられなかった。


 サンダージョーを、あれほどの魔符警察を動員しても捕らえられなかったあのサンダージョーを。


 たったの一撃で殺さずに捕獲せしめた。


 その絶技とレベルと素質の次元の異なると言わざるを得ない高みに。


 その真白の二重円をはめ込んだ捉えどころのない瞳に。

 

 恐れ戦慄しながらも見惚れざるを得なかった。


 我に返ったマサルが帽子を深々と被って言う。


「しかしお強いのですね。天之明麗殿は。信じられないくらいに」


「はい」


 天之明麗はたおやかに笑って。


 ラグナロク学園の制服の上からでも豊かと言わざるを得ない胸に白く美しい五指を当てて、天之明麗は何の気負いもなくたおやかに笑った。自然かつ超然とした笑みで。


「私、強いんです」


 ごく当たり前のように天使は言ってのける。







 予想外の一幕を剣型のADで以て特に動転することもなく切り抜けた天之明麗は買い物袋に手を突っ込んだ。

 

 そしてその中からペロペロキャンディーを一本取り出して開封して。


 ぱくり。


「ん-、甘くて美味しいですっ!」


 道行くものが思わず振り返らざるを得ない魅力的な笑みでぺろぺろキャンディーにぱくつく天之明麗。はむはむ、はむはむ。そして、大分体積の小さくなった、はむはむと大好きな甘いものの中でも特に大好きなぺろぺろキャンディーを口からちゅぽんと出して、その渦にあれから天之明麗の心を24時間占め続けるある意味で想い人とも呼べる相手の姿を重ね合わせる。


 くるくる、くるくる。


 瞳の中でぺろぺろキャンディーの渦に合わせて天之玄咲が回転する。どんなに回しても形も印象も色も全然明麗の中で崩れない。こんな男の子は初めてだ。ドキドキする。胸の中で何度も抱きしめてしまう。考えるだけで発情したように体の中が全身むず痒くなる。今すぐ抱きしめて欲しくて手を伸ばしたくて一緒に天に手を伸ばしたくてむずむずしてたまらない。一緒に羽で滑空したくなる。空を飛び回りたくなる。天使の羽を広げて。


 回転してるのも回転させているのも明麗の心の動きのままに羽が動くのも心の弾みを反映しているから。天之玄咲の精霊神バエル。美しい妖精のような彼女のことも思いながら明麗はぺろぺろキャンディーをまた口に頬張る。


 天之玄咲を重ね合わせて。


「どんな味か楽しみです」


 ちゅぽん、と抜き出したぬめり光るペロペロキャンディーを天にかざして、その面に天之玄咲を重ね合わせて。


 天之明麗は舌をぺろっと出して天使の微笑みを浮かべる。


「いつか、一緒に、なれる日が、くるかな?」

 

 全く目は笑わないままに。

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