第8話 心化(しんか)

『心化(しんか)』


見えないどこかへと消えようとしてた

あいさつは「さよなら」だけど

見えないココロは

ただそれだけじゃない

気持ちがつまってる

「つらくて、何かがココロを壊してる」

「何が自分を救ってくれるの」

ココロの中は赤信号だらけ

横断歩道はいつまでも渡れないまま

無理に1歩踏み出せば

光を当てられることが怖くて

自分を駄目にしてた

誰かの影に隠れるたび、

誰かの声に紛れるたび、

生きをする呼吸は止まらなく

心地が良かった

だけど、

苦しくなければ、自分の今がわからない


暗闇の中で歩く僕の生きは

光が当たる場所では

本当のことなんて分からない

呼吸が荒く、言葉を失くしてきた

光の中で生きる僕はどこもみてはいない

鏡の前に映るのはただの自分なんだ


ねじれた心臓を突き刺すたびに

自分が正常でないと気づく

それでもいつか、

いつの日か

自分へと当たった無数のライトが

自分を輝かしてくれると

信じれば信じるほどに

普通でいられるだろう

輝かない人などいないのだから

どこにいようとも

つまずいて影になろうとも

自分が生きをするたび

「ありがとう」と

ココロが哭く


暗闇の中で歩く僕の生きは

光が当たる場所では

本当のことなんて分からない

呼吸が荒く、言葉を失くしてきた

光の中で生きる僕はどこもみてはいない

鏡の前に映るのはただの自分なんだ


声にならなくても

ココロから自分の意味が見つかる。


※これは自分が書いたのではなくて、もう1人の自分が書いた今はもういない。

ユナカが書いた詩。

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