塵専用宝箱
singing to praise various "blue"
「群青」は、単に色の名前でもある。青に分類される色は様々であり、青と「群」と合わせれば、一口に青と表される色全体を表すカラフルな言葉に変わる。つまり「群青」色を讃える歌ではなく、多様な青を讃える歌であるということ。また、英語の"blue"は「青色」を表す名詞でありつつ「憂鬱な」という形容詞の意味も持つ。
色は見た目での印象を決める重要な要素である。今回注目するのは青であるが、青に限ったことではない。ただ、私には青が最も可能性に溢れるように感じられる。
春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて。時は流れて、春が始まる頃はもう緑、夏は青い空と白い雲、秋の風景は赤黄緑茶に変わり、冬はあっという間に街がネオンに包まれる。空、海、川。若さの青、涼しさの青、寒さの青、憂鬱の青……青は、だれでも、いつでも、どこでも、似合う。
「讃歌」と「頌歌」の違いがよく解らず、スマホでサーフィンをしてみた。もっと言えば、讃歌と讚美歌の違いだって解らない。
まずは後者から書き留めておくと、キリスト教の「聖歌」を、カトリックでは「讃歌」、プロテスタントでは「讚美歌」というらしい。ちなみに「讃」を「賛」と書いても問題ない。
そして、前者の「讃歌」と「頌歌」の違いについて。「頌歌」に限って"sing" の意味を含むそうだ。ほめたたえる歌(ソング)は「讃歌」、それを歌えば「頌歌」ということだろう。
「群青頌歌」
これは、様々な「青」を「ほめたたえる歌」を「歌う」という意味である。鍵カッコを使いながら日本語で説明すると、どうも意味深な雰囲気が強くなりすぎるように思う。よって、私はこうしてみた。
singing to praise various "blue"
今年も夏が来たね。
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