第3話 お・し・お・き♡

 妹と一緒に夜ご飯の買い物に行って帰ってきた午後19時を回った頃。

 私は改めて、冗談であることを信じて妹に確認してみる。


「ね、ねぇ。明日、ほんとに私は全裸で家の中を過ごさないといけないの?」

「そーだよ?」

「で、でもさ、そのぉ一応さ、私って美合みおのめ、雌奴隷?になったばかりじゃん?」

「うん、そーだね♡でもなんでそんなに嫌そうな顔をしてるの?お姉ちゃんが言ってきたんだからね?『私の言うことは何でもやってくれる』って」

「そ、そこまでは言ってないし!ていうか、お願い聞くだけのつもりだったし!!」

「はいはい」


 むぅ。

 ほんとにこんなつもりじゃなかったのに。

 私、なんだかんだ言いくるめられて本当に妹の雌奴隷になっちゃったよ。


「せ、せめてさ。罰は甘んじて受けてあげるからさ。他の罰にしてくれない?いくら両親が居ないと言えど、実妹の前ですっぽんぽん生活はちょっと恥ずかしいかなぁ、、って」

「なに?そんなにご主人様の言うことに文句が言いたいの?ダメな雌奴隷だね。これは更にもう一つおしおきが必要かもね」

「ぅええ!?そ、それは嫌だよ!?」

「だーめ♡もう決定したから。どんなおしおきにしようかなぁ♪♪」

「うぇえ、わかったわかった!明日は丸裸で過ごせば良いんでしょ!?わかったから!もうおしおきは懲り懲り!」

「わぁ!じゃあ明日はお姉ちゃんの綺麗な身体が見放題だぁ!やったー!あっ、そうだ!良いおしおきを思いついた!」


 妹がそんな悪魔みたいなことを言った。


「ちょっと待って!?美合みよの言うことを了承したんだから、おしおきは無しでしょ!??」

「??? 何を言ってるのお姉ちゃん?私がいつお仕置きを取り消したの?普通におしおきはするよ?

「今から!??」

「そうだよ♡じゃあ、さっそくご主人様である私が命令するね♪―――お姉ちゃん、お尻出して私に向けて」

「えぇ!??嫌なんだけど!!?」

「んん?雌奴隷の分際で、ご主人様の言うことが聞けない?おしおき増やす?」

「ふ、増やされるのも嫌だけど、お尻を妹に見せるのも、なんかいや!」

「ふーん。………じゃあさ、明日、全裸じゃなくて服着てもいいよ。ノーパンノーブラで」

「ほんとに!??」


 ノーパンノーブラ。

 十分に恥ずかしいけれど、上に服を着ても良いんだったら、まぁ、まだ全裸に比べたら全然マシ!!


「うん。でも、今おしおきを受けないんだったら、明日は全裸だよ?どうする?どっちが得か、よーく考えてみて?」

「う、うぅ〜/////」


 よーく考えて。

 今、お尻を出せば明日は服を着れて胸とかは見られずに済む。

 でも、今おしおきを受けなかったら明日、どっちみちお尻も、その他の部位も見られることになる。


 私は渋々、ホットパンツを下ろした。

 ミントグリーンのショーツも下ろす。

 私の秘部とお尻がノーガードで晒される。


 とても恥ずかしい。

 けれど、明日一日全裸で過ごすよりかは、マシなはず!!!


 私はそして、お尻をソファーに座る妹に突き出した。

 四つん這いになって、あぁ、こんな格好じゃあ本当に妹の雌奴隷に堕ちた気分。


「よく出来ました♡」


 妹はそう言って、



 パァン!!!


「ひゃう!」



 私の生のお尻を、その妹の掌で引っ叩いた。


 私はその後も、結局妹のお腹がグゥーっと鳴って夜ご飯の支度を始めるまで、ずっと妹にお尻を叩かれた。

 優しく撫でられて、そこを叩かれる。

 その繰り返し。


 途中、妹に秘部から漏れ出る蜜を指の腹で撫でられるというハプニングもあったけれど、そうやって私の雌奴隷としてもお仕置きが一つ終わった。



 あぁ、明日はノーパンノーブラで一日過ごすのか。

 さっきまでそれでも嫌だったはずなのに、お尻を散々叩かれて、否が応でも私は妹の雌奴隷に堕ちたんだと自覚させられた今では、明日のことを考えて想像しただけでゾクゾクする変態になってしまった。


 明日が少し、楽しみ♡♡


 私は心の中で誓った。

 ご主人様の言うことは、何でも聞こう。



━━━━━━━━━━━━━━━


おーしーまい!

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私「一つだけお願い聞いてあげるwww(聞くだけで叶えるとは言ってない)」妹「じゃあ私の雌奴隷になって(これはお願いじゃなくて強制♡)」 百日紅 @yurigamine33ki

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