3話 既成事実

「ほら、早く家に入って」

 


「あ、ああ」



ほぼ無理矢理ではあるものの桃華の家にやってきた。幼馴染とはいえど、桃華の家にくるのは久しぶりだ。おそらく5年はこの家にきていない。しかし5年たった今でも桃華の家は変わらず柔らかい雰囲気がする。階段をのぼって2階にあがるとすぐに桃華の部屋がある。



「ほら部屋に入って♡」



桃華の部屋に入った瞬間




ドスッ




「えっ―――――」



「ちゅっちゅるぅーーんむっぷはぁ♡」

 


いきなり推し倒して深いキスをしてきた 



「はあはぁ、も、桃華、どうし――――」



「しゅき♡大しゅきだよぉかいとぉ〜♡」



桃華は激しく俺の唇を貪るような、まるで獣のように激しいディープキスをしてきた。



「ぷはぁ!はぁはぁはぁ、なにしてるんだよ桃華」



「海斗が誘ってきたんだよ?私に精力剤なんて渡してきちゃってさ?海斗は私に襲われる覚悟があったんでしょ?なら相思相愛だよね♡大好きだよ海斗♡」




「え、いや、ちょ、――――」





その後は桃華が馬乗りになった状態で卒業させられた。何も着けずに。終始、桃華は興奮した様子でその後5時間ほどは腰をふっていた。














……



………………



………………………………




「はぁ、気持ち良かったね」


「…………」


5時間近くも運動をしていたというのにまるで元気な桃華。しかし俺は萎れていた。俺自身も息子も。


「可愛かったなぁ海斗♡3回目くらいからずっと、もう壊れちゃうやめてよぉって。半泣きになりながらお願いしてくるんだもん♡あんなえっちな顔でお願いしてくるから私も興奮が止まらなかったんだよ?」



さも遠足から帰ってきた子供が思い出話をするかのようにあの地獄を語る桃華。それが少し怖く感じる。



「いや〜凄かったなぁ♡まだ私の中に海斗の遺伝子がいる感覚があるよぉ♡……あは♡まだ垂れてくるよ♡もう海斗出しすぎ♡」



「………なあ桃華…これから俺はどうすればいいんだ?これからの人生の先が全く見えないよ。」



「ん?ああそれならね。」



桃華は俺にまた馬乗りになってきた。そして耳元であることを囁かれる。



「――――えっ」



「ふふ♡どうするの?この提案をうけなきゃ海斗の人生は終わり。だけど受ければ……幸せな人生になると約束するよ♡」





桃華から提案されたこの提案を俺は―――――













「……分かった……」


「…あは♡嬉しい♡これからよろしくね旦那様♡」




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